名刺印刷は自宅でもできる?自宅と業者に発注はどちらがお得なのか比較しました
2023.09.22

会社に勤めている人であれば、名刺は会社で用意してもらうケースが多いでしょう。
しかし、自営業者やフリーランス、副業している人、または趣味の名刺を持ちたい人は、名刺は自分で作る必要があります。
名刺印刷は、自宅で印刷する方法と業者に依頼する方法があり、どちらがお得なのか気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、名刺印刷の方法、それぞれのメリット・デメリットなどをご紹介します。
記事の監修者
中 川 越 〈なかがわ・えつ〉
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目次
名刺を自宅で作るメリット
業者に依頼するよりも、自宅で名刺を作りたいと考えている人も多いようです。
ここでは、名刺印刷を自宅で行うメリットについてご紹介します。
少ない枚数なら費用を抑えられる
印刷する名刺の枚数が少なければ、自宅で印刷した方が費用を抑えられます。業者に依頼する場合は、印刷料金や送料が必要です。
また、デザイン作成を一から頼んだ場合、デザイン料もかかります。
自宅で印刷するのであれば、インク代と用紙代だけなので、比較的安いコストで作れるでしょう。
目安として、100枚に満たない程度の枚数であれば、自宅で作った方がお得といえます。
簡単なデザインならすぐに作れる
デザインに凝る必要がないならば、アプリやフリーソフトのテンプレートなどを利用すれば、簡単に名刺を作成できます。
いつでも気軽にデザインし、記載項目などの変更ができるのも、自宅印刷ならではのメリットといえます。
自宅で名刺を印刷するデメリット
ここでは、自宅での名刺印刷のデメリットをご紹介します。
クオリティが定まらない
自分で名刺のデザインから印刷までを行うため、名刺の完成度を一定に保つのが難しい場合もあります。
デザインは一度作ったものを利用できたとしても、印刷ムラなど、印刷の品質が一定にならない可能性があります。
個性を出すのは難しい
デザインの専門家でない限り、自分でクオリティーの高い名刺のデザインをすることは、きわめて困難です。
「デザインにこだわりたい」「個性を出したい」という希望を実現するには、かなりデザインの勉強をして経験を積む必要があります。
自宅での名刺印刷方法
ここでは、自宅での基本的な名刺印刷方法をご紹介します。
【必要な道具】
・パソコン(またはスマホアプリ)
・プリンター
・印刷用紙
【作り方】
作り方には複数の方法がありますが、ここではWordを使った名刺作成方法をご紹介します。
1. ラベルをクリック
Wordを開き、「差し込み文書」のタブをクリックし、作成グループ内にある「ラベル」をクリックします。
2. オプションを選択
宛名ラベル作成画面が表示されるので、「ラベル」タブを選択し、「オプション」をクリックします。
3. 名刺のサイズ枠を設定
ラベルオプションの「ラベル製造元」を選び、「製造番号」から名刺のサイズ枠を設定しましょう。「ラベル製造元」と「製品番号」は名刺用の印刷用紙のラベルに記載されている場合が多いようです。
4. テキストを挿入
ページがラベル仕様になるので、テキストを挿入します。
挿入タブから、上部にある「テキストボックス」をクリックしましょう。
「テキストボックス」画面下部にある「横書きテキストボックスの描画」をクリックします。テキストを入れたい場所にカーソルを合わせて、テキストを入力しましょう。
上記は文字を入れる基本的な方法です。画像を挿入したり、好みの色で装飾したりすることで、より個性的なデザインにすることもできます。
業者に依頼するメリット
ここでは、名刺印刷を業者に依頼するメリットをご紹介します。
大量に印刷する場合は安価に作成できる
枚数が少ない場合は自宅で印刷した方がコスト的に安くなりますが、100枚以上大量に作成する場合は、業者に依頼した方が安く作成できます。
大量の名刺を安価に作成したいなら、業者に依頼する方が確実にお得です。
印刷の質が良い
業者に依頼することで、クオリティが高い名刺を作ることができます。家庭用のプリンターの質も良くなっていますが、業者用のプリンターの質とは差があります。
そのため、デザインのクオリティが高く常に一定の品質の名刺が欲しい場合は、業者に依頼することをおすすめします。
時間の節約になる
自宅で名刺印刷を行う場合、名刺のデザインを作成・印刷という工程が発生します。そのため、忙しい時には手間だと考える人も多いでしょう。
業者に依頼すれば、デザインを考える時間、制作と印刷にかかる時間を節約することができます。
業者に依頼するデメリット
ここでは業者に依頼するデメリットをご紹介します。
質にこだわると価格が高くなる
豊富なデザインと紙質から選べるのが業者の大きなメリットですが、こだわり過ぎると価格が高くなります。
あらかじめ名刺印刷にかけられる予算を決めておくと良いでしょう。
納期がある
自宅で印刷した場合、当日から使えますが、業者に依頼した場合はすぐに入手できません。
通常2~5営業日程度の納期が必要となります。そのため、急ぎで必要な場合は、自宅印刷の方が向いているでしょう。
名刺印刷を業者に依頼する方法
名刺印刷の依頼は、インターネット上から簡単に行うことができます。好きなデザインと枚数を選んで注文すれば、あとは自宅に届くのを待つだけです。
インターネット上でゆっくりと吟味しながら好きなデザインを選ぶことができます。
自宅印刷と業者に発注のどちらがお得なのか
名刺は自宅で印刷する方法と業者に発注する方法がありますが、どちらがお得になるのかは名刺印刷に求めるものによって異なるでしょう。
自宅印刷がお得な人
・100枚以下の少数を印刷する人
・自分でデザインをしたい人
業者に発注した方がお得な人
・紙や印刷の質にこだわりたい人
・時間や手間を削減したい人
・クオリティの高いデザインを選びたい人
まとめ
ビジネスにおいて欠かせない名刺は、自宅でも作成することが可能です。
パソコンやスマホアプリなどを使えば、簡単にオリジナルの名刺を作ることができます。
ただし、枚数が多くなると紙代やインク代などが必要になってくるので、コスト的にお得ではない可能性があります。
業者に発注すれば手間も時間も省け、デザイン的に優れた印刷品質の高い名刺を得ることができるので、検討してみてはいかがでしょうか。
