喪中はがきの種類|使用するはがきと切手、デザインの選び方

喪中はがきで先様に対して失礼な印象を与えず、身内の不幸をお世話になった方々にお伝えする際には、どのようなはがきと切手を選べば良いのでしょうか。
本記事では、喪中はがきに使用するはがきと切手の種類や、デザインの選び方について詳しくご紹介します。
喪中はがきの種類
喪中はがきには、大きく分けて「通常はがき(郵便はがき)」と「私製はがき」の2種類があります。
両者の違いについて、まずは押さえておきましょう。
通常はがき(郵便はがき)
「通常はがき(郵便はがき)」は郵便局で販売されており、切手を貼らずに投函できるはがきのことです。店舗にもよりますが、コンビニで購入できる場合もあります。
郵政民営化前には「官製はがき」と呼ばれていました。
通常はがきの場合、喪中はがき用には料額印面に「胡蝶蘭」がデザインされたものを使用するようにしてください。インクジェット紙のタイプもあり、非インクジェットの通常はがきと比べて胡蝶蘭の柄が色違いになっていることが特徴です。
私製はがき
「私製はがき」は、郵便局以外の事務用品店や雑貨店で販売しているはがきのことで、切手を貼る必要のあるもののことを指します。
家電量販店などで販売されているインクジェット用はがき用紙も、私製はがきに当たります。
一般的に、切手には「弔事用63円普通切手・花文様」を用います。
切手を別に購入する必要があるため、通常はがきと比べるとやや割高になります。
喪中はがきの主なデザイン
喪中はがきのデザインには、どのようなものがあるのでしょうか。
「郵便局の総合印刷サービス」に掲載されている種類をもとに、解説します。
インターネットで簡単に注文できる「郵便局の総合印刷サービス」では、さまざまな種類の喪中はがきを注文できます。あらかじめ喪中はがき専用の文例も用意されています。
既存の文面の書き方を参考にし、文章部分に当たる「お礼の言葉と結びの挨拶」を変更することも可能です。(一部挨拶文のないデザインもあります)
喪中はがきのデザインの選び方
どのような喪中はがきを送れば良いか、迷ってしまう方のためにデザインの選び方のポイントを解説します。注文する際の参考にしていただければと思います。
花言葉で選ぶ
喪中はがきに描く花に、故人への思いを乗せられるのが「花」のデザインです。
花には、それぞれ花言葉があります。
以下の中から、花言葉を参考にしてお選びいただくと良いでしょう。
故人の趣味や縁の深いもので選ぶ
故人となじみの深い趣味など、「印象的な題材」をカジュアルにデザインした喪中はがきを送ることもあります。受け取った相手も故人を偲びやすいため、大変人気です。
マナーから考える「喪中はがきにおけるデザインの選び方」
想像していた以上に、喪中はがきには豊富な種類が存在するという印象を抱いた方は多いのではないでしょうか。最後に、一般的なマナーという視点から見た、喪中はがきの「デザインの選び方」についてご紹介します。
喪中はがきは、新年のご挨拶を遠慮することを詫びる「年賀欠礼」をお知らせするための挨拶状です。そのため、基本的なマナーとして華美なデザインを避ける必要があります。
あくまでも一般論ですが、故人が不慮の事故や病気などが原因で急逝・早逝された場合は比較的シンプルなデザイン、スタンダードなデザインを選ぶ方が良いと言えるでしょう。
故人の明るい人柄や趣味を伝えたい場合には、カジュアルなイラストをあしらった喪中はがきでも問題ありません。「郵便局の総合印刷サービス」ではさまざまなデザインからお選びいただけますので、ぜひ参考にしてみてください。
「郵便局の総合印刷サービス」では、有料オプションで宛名印刷や投函代行サービスも利用できます。(宛名印刷には会員登録と住所録データの入力が必要となります)年賀状や寒中見舞いと共通したサービスのため、寒中見舞いにも利用できます。葬儀などが年末年始にかかる場合は、年賀状を先にいただく可能性があります。そうした際には「寒中見舞い」でお礼を伝えるようにする必要があるため、喪中はがきと同様に総合印刷サービスをご利用いただくと便利です。
今回ご紹介した通り、喪中はがきには、さまざまなデザインがあります。
喪中はがきを出す期間は、故人が亡くなった年の11月~12月上旬です。
生前、お世話になった方々のご厚情に感謝を伝えるためにも、余裕を持った準備を心掛けていきたいものです。