年賀状の宛名・住所の印刷を効率的にする方法
2024.12.02

年賀状を出す際に億劫なのは、宛名書きではないでしょうか。
昨年届いた年賀状の差出人箇所の住所を見ながら、引っ越しで住所が変わっていないか確認・更新する作業などがある場合もありますし、ご自身のプリンターで印刷する場合は、手差しするのも量が多いととても手間がかかります。
年賀状は季節柄、師走の忙しい時期に準備しなくてはなりません。
このページでは少しでも年賀状の宛名・住所の印刷を効率的にする方法をご紹介いたします。
記事の監修者
中 川 越 〈なかがわ・えつ〉
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目次
まず住所録をしっかり作る
年賀状と暑中見舞いの宛名は同じものが使われることが多いと思いますが、その記載には正確を期すべきです。
誤字・脱字があれば失礼になりますし、最悪の場合、配達できない原因にもなります。郵便番号、住所、宛名は正確に入力しましょう。
年賀状の印刷を効率的にするには、まずデジタルデータで住所録を作ることです。といっても難しいことではありません。
パソコンに入っているエクセル(Microsoft Excel)で、郵便番号、住所、宛名(個人名や会社名)、
電話番号などを表組みにまとめればよいのです。最初は入力が大変ですが、次からは変わった部分を補正するだけで済むので簡単です。
住所管理アプリを使用するのもとても便利なのでおすすめです。
印刷はプロに依頼するか、自分でプリントするか
このエクセルデータを印刷通販やオンデマンド印刷業者に頼んで、はがきに印刷(印字)してもらうのが最も効率的な方法です。 データをメールで渡すだけで、あとは納品を待つばかり。これほど楽なことはありません。でも、もちろん費用が掛かります。
郵便局のプリントサービスの年賀状印刷はこちら少し手間が掛かっても、費用をなるべく掛けずに宛名面を印刷したいという人は、自分のプリンターではがきに印刷することになります。
この場合、大きく分けて二つの方法があります。
まず一つ目はエクセルの住所録データをワード(Microsoft Word)に移し、ワードのフォーマットに合わせて印刷する方法です。
ワードにははがき印刷機能が用意されていますので、これで自由に宛名面をレイアウトできます。
もう一つは、年賀状作成ソフトを利用する方法です。インターネット上からダウンロードする方法もありますし、
書店で売られている年賀状づくりの本に付録で付いているソフトを利用する方法もあります。いずれも操作は簡単で、マニュアルを読めば誰でも使えます。
年賀状の宛名や住所を効率的に印刷する方法は、上記のように正確な住所録データを作り、それをワードなどのワープロソフトや、 年賀状作成ソフトで印刷するのがベストです。
新年のあいさつをメールで済ませる人も多くなってきましたが、これくらいの手間であれば、 年賀状を作るのも苦にならないのではないでしょうか。ぜひチャレンジしてみてください。
ご自身で印刷される場合の注意点
ご自身で印刷される場合は年賀状の向きを間違えてしまったり、インクがかすれてしまったりといった失敗で、年賀状を無駄にしてしまったという声も多いので、やり直しを避けるためにも注意深く作業されることをおすすめします。
年賀状を少量し出さない方は手書きもおすすめ
年賀状を数枚しかださないという方は、宛名は筆ペンなどで直筆で書くというのが、実は一番早くて楽かもしれません。
もちろん間違えしまったときのリスクはありますが、1枚1枚丁寧に宛名書きするのも、手書きのよさが伝わりおすすめです。
この時、できればボールペンなどの細い字よりも、筆ペンなどの少しでも太い字で書く方がよいとされています。それは年賀状が新年のお祝い事のご挨拶なので太くて力強い字の方が、受け取った側の印象がよいためです。筆ペンは100円ショップなどで購入することができますから、ぜひ太い字で書くようにしてください。
印刷ミスしてしまった年賀はがきはどうすればいいのか
汚れてしまったり印字ミスや書き損じてしまったりした年賀はがきは、郵便局の窓口で手数料を支払えば、新しい年賀はがきに交換してもらうことができます。詳しくは郵便局のサイトをご確認ください。手数料は1枚につき6円です。
また11月に年賀はがきを購入したものの、急に身内が亡くなり年賀状を出すことができなくなってしまった、という場合には、郵便局の窓口で服喪であることを伝えれば無料で切手または別のはがきに交換してもらえます。
ただし無料で交換できる期間は、年賀はがきの販売期間中までですので、その期間を過ぎてから交換をすることはできません。十分注意しましょう。
※2024年10月1日(火)から郵便料金が変わります。詳しくは「郵便局のホームページ」をご確認ください。
年賀状をいつまでにポスト投函すれば元日に到着する?
年賀郵便特別取扱は、12月15日から受付が始まります。
地域や地方の郵便事情にもよりますが、一般的には12月25日までに投函すると元日に届くと言われています。
一般的に年賀状は元日に届ける事が礼儀とされています。
昔は1月2日の「書き初め」に年賀状を書いていたと言われ、松の内(1月7日)までに届けば失礼にはあたらないでしょう。
なんらかの理由でどうしてもお相手に1月7日までに届くよう投函できない場合は、寒中見舞いはがきを利用するとよいでしょう。例年年賀状をだしている方に「今年は〇〇会社から年賀状が届かなかったな。どうかしたのかな?」と心配させてしまったといケースもありますので年賀状は忘れずに出すようにしましょう。
とはいえ、年末に向けて忙しく年賀状の準備が大変といった声はよく耳にします。
そのような場合は、郵便局のプリントサービスの宛名印刷サービスも利用して、一言メッセージを書くだけの状態で手元に来るように手配しましょう。宛名は丁寧に書くため、量が多い、忙しく時間がない場合は思っていた以上に手間がかかります。便利なサービスを利用しましょう。
いかがでしょうか。年賀状の準備は少し億劫に思う方も多いと思いますが、元日の朝ポストに年賀状が入っていた時、嬉しい気持ちになりますよね。1年のはじまり、やはり気持ちのよい挨拶でスタートしたいものです。人と人のつながりを大切にするために、是非年賀状をコミュニケーションツールとしてお使いください。