年賀状の保管はどうしてる?おすすめの収納・保存方法

年賀状の保管はどうしてる?おすすめの収納・保存方法

家族みんなで到着を待つ年賀状は、年の始めの大きな楽しみの一つです。干支や流行のアイテムが取り入れられている年賀状は、翌年に見ても、何年たっても楽しむことができます。 しかし、年月が経つにつれて年賀状の数は増えていくため、保管に困ってしまうという方が多いようです。
年賀状には送ってくれた方の思いがたくさん詰まっているため、古いものは捨てようと思ってもなかなか捨てられません。 そこで今回は、年賀状の収納・保存方法でおすすめのアイデアをピックアップしご紹介します。


記事の監修者
中 川  越 〈なかがわ・えつ〉

中川越

プロフィール
1954(昭和29)年 東京品川生まれ。手紙文化研究 、コラムニスト 、イラストレイターとして幅広く活躍。
古今東西、有名無名を問わず、各種手紙に取材し、手紙の在り方、表現の工夫、コミュニケーションの本来について、日々探求を続けている。
中川  越 ホームページ


目次


そもそも年賀状の保管期間は?

古い年賀状はいつまで保管すべきか、気になりますよね。明確には決まっていませんが、2~3年が保管目安としておすすめです。
2~3年分の年賀状が保存してあれば、住所の確認や、喪中の方の確認に役立ちます。
もちろんこちらは目安ですので、1年で処分されても全く問題ありません。

次に紹介する記事を参考にしながら、ご自身に合った年賀状保管期間をご検討ください。


専用のファイルに保管する

たまった年賀状は、市販のはがき専用ファイルを利用して収納するの、最も簡単な保管方法です。

年賀状シーズンが近づいてくると、文具店などに年賀状専用のファイルが多数販売されるようになります。様々なタイプのファイルが販売されていますが、 クリアホルダータイプで、しかも取り出しやすいタイプのものが人気なようです。

現在は100円ショップにも様々なケースが販売されているため、気軽に手に入れることができます。

ファイルに保管する際には、名前順に並べ替えて収めたり、仕事関係者や友人、家族など、カテゴリーごとに分けて収納することをおすすめします。
規則性をもって整理することによって、簡単に年賀状を探しだすことができます。


自分で簡易製本する

家にあるものでファイリングしたいという方におすすめの方法は簡易製本です。
簡易製本は段ボールと布タイプのガムテープ、はさみがあれば簡単に作ることができます。

まずは、段ボールをはがきよりも少し大きめのサイズにカットします。これを2つ用意し、段ボールと段ボールの間に年賀状の束を挟みます。長い辺の片側を背表紙にして、背表紙部分にガムテープを密着させます。そうすると、パラパラとめくって年賀状を見ることができるため、非常に便利です。

また、必要な年賀状を取り出しや、再びしまうことも簡単にでき、何よりもリーズナブルに作れる点が魅力です。

ただし、この簡易製本で挟むことのできる年賀状の枚数は多くとも50枚程度です。あまりたくさん入れてしまうと、開いた時に抜けてしまう可能性があります。


空き箱に入れて保管する

自宅に眠っている空き箱を再利用するというのも、リーズナブルな方法です。

例えば、靴が入っていた箱は、はがきを収納する際にちょうどよく、ボール紙などで仕切りを作るだけで簡単に年賀状の保管箱になります。 年度ごとに輪ゴムで束ねたり、穴あけをしてリングや結束バンドなどで束ねたりしておくと、必要な年の年賀状だけ抜き出したいという場合にも便利です。

スキャンしてデータとして保存する

「年賀状そのものを保管すると場所を取ってしまうため避けたい」という方におすすめなのが、スキャンをしてデータとして保存するという方法です。

これは自宅にスキャナーやスキャン機能の搭載されたプリンターをお持ちの方に適しています。
一枚一枚のスキャンには時間がかかりますが、年号などでファイル名をつけておけば後々簡単に見返すことができるため、大変便利な方法であるといえます。
なお、スキャンしたあとの年賀状を処分する場合には注意が必要です。年賀状を必ずシュレッダーにかけるようにしましょう。

また年賀状に関わらず他の郵便物にもいえることですが、はがきには家族の名前や住所、電話番号など数多くの個人情報が記載されています。 捨てる際にはそのような個人情報の漏洩がないように、細心の注意を払う必要があります。

けれども、自宅にシュレッダーがない場合もあるかと思います。
その場合、一部コンビニエンスストアで実施している年賀状の回収サービスを利用することも可能です。

シュレッダーをかける手間も省け、環境にも優しいこちらのサービスも是非ご検討ください。


余った年賀状の保管方法

忘れがちなのが、自分で買って余ってしまった年賀状の存在です。なんとなく机の底の方にしまっておいて何年も経過…なんてこともしばしば。
そんな時は是非毎年1枚だけ専用のファイルに保管してみてください。
数年続けて保管しておけば、過去の年賀状のデザインを参考にできますし、写真入りの年賀状がたまっていけば、アルバムのように楽しむこともできます。

また、それ以外の余ってしまった年賀状は、懸賞はがきとして使用することをおすすめします。
懸賞についてはまだまだはがきでの応募を指定されることが多いので、余った年賀状の利用がお得です。

とはいえ、印刷済みの余った年賀状を懸賞に使用するのは、気が引ける方も多いと思います。
それが写真付きのものでしたら尚更。そこでおすすめの方法を3種ご紹介いたします。


①郵便局で切手やはがきなどに交換

郵便局の窓口で手数料を支払えば、切手やはがきなどに交換してもらうことができます。
詳しくは郵便局のサイトをご確認ください。2022年10月現在手数料は5円です。
※2024年10月1日(火)から郵便料金が変わります。詳しくは「郵便局のホームページ」をご確認ください。


②金券ショップで現金化する

普段はがきや切手を使用しない方にはこちらがおすすめ。
未使用の年賀状は金券ショップで現金化することも可能です。

ただし、店舗によって年賀はがきの買い取りのルールが異なるため、確認が必要です。
書き損じや写真付きの年賀状が買い取り不可だった場合、一旦郵便局で郵便はがきや切手に変更してから金券ショップで換金しましょう。


③ボランティア団体に寄付

様々なボランティア団体が年賀状の寄付を募っています。寄付された年賀状は各団体や法人が手数料を負担し、換金することで支援につなげています。
余った年賀状ですこしでも社会をよくできると嬉しいですね。

ご興味を持たれた方は、年賀状の寄付について是非検索してみてください。


おわりに

年賀状の保管方法はさまざまです。 輪ゴムで束ねて引き出しにポイッと入れるだけという方もいらっしゃるかもしれませんが、きちんとした方法でまとめると見栄えもよくなり、見返す時も非常に楽です。
年賀状の保管方法に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。



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