【2024年版】手書きメッセージ一言文例集
2024.07.12
年賀状はあらかじめ印刷されたものを送るだけでも問題はありませんが、年賀状を送る相手に合わせた手書きのメッセージを一言添えるだけで、あなたへの印象はグッとよくなります。そこで、今回は仕事関係や親戚関係など、年賀状に添える一言メッセージの文例の年賀状を送る相手別にご紹介します。
最近ではネットで年賀状のデザインから印刷までを一括で注文できたり、自宅のパソコンで作成して印刷したりといったことも当たり前になってきました。
もちろん印刷しただけの年賀状であっても、自分宛てに届いた年賀状は嬉しいですが、そこにさらに送り主からの直筆メッセージがあるとより一層嬉しいものです。
ただ、年賀状を送る側にとっては相手別にメッセージを考えるのは、正直なところ年賀状を送る枚数が多ければ多いほど大変な作業になります。なかなかすぐに適切なメッセージが浮かぶものではありません。
そこで今回は、そんなときに役立つ年賀状に添える一言メッセージの文例を、年賀状を送る相手別にご紹介します。何を書こうか悩んだらぜひ参考にしてみてくださいね。
記事の監修者
中 川 越 〈なかがわ・えつ〉
プロフィール |
目次
- ■仕事の取引先や顧客へ送る年賀状の一言メッセージ4例
- ■上司や仕事の先輩へ送る年賀状の一言メッセージ3例
- ■部下や仕事の後輩へ送る年賀状の一言メッセージ3例
- ■友人や仕事の同僚へ送る年賀状の一言メッセージ4例
- ■学校や習い事などの先生や恩師へ送る年賀状の一言メッセージ3例
- ■親戚へ送る年賀状の一言メッセージ3例
- ■年賀状を出していなかった相手への年賀状の一言メッセージ3例
- ■まとめ
仕事の取引先や顧客へ送る年賀状の一言メッセージ4例
「旧年中は格別のお引き立てにあずかり心より御礼申し上げます 本年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます」
「昨年は〇〇の件でご助力を賜りありがとうございました 本年も貴社のご期待にお応えすべく精進してまいりますので何卒よろしくお願い申し上げます」
「いつも弊店をご利用いただき誠にありがとうございます 本年もスタッフ一同〇〇様のご来店を心よりお待ち申し上げております」
「旧年中は格別なご高配をたまわり誠にありがとうございました 御社の今後ますますのご繁栄を心よりお祈り申し上げます」
なお、「。」や「、」の句読点を使うかどうかは、二つの考え方があります。結論として、きわめて儀礼的な年賀状では、句読点は使用しません。改まった年賀状でも親しみ深い関係やカジュアルな関係の相手であれば、句読点を使用してもかまいません。句読点は、読み方を助ける記号なので、「助ける」という行為を、目上や尊敬すべき相手に施すことは、失礼になりますし、そもそも礼節を重んじて毛筆で書くときには、句読点は決して使わないのが旧来の常識だったので、いまだに句読点を使用しない習慣が残っているのです。
上司や仕事の先輩へ送る年賀状の一言メッセージ3例
「いつも相談に乗ってくださり温かくサポートしてくださりありがとうございます 〇〇さんを目標に本年も精進していきますので何卒よろしくお願いいたします」
「昨年は色々な場面でお世話になり誠にありがとうございました 本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます」
「旧年中は〇〇の件などあたたかなお心遣いをいただき誠にありがとうございました 〇〇さんの下でお仕事ができることに日々喜びを感じています まだまだ未熟者ではありますが本年もよろしくお願いいたします」
こちらも目上の方に送る年賀状ですので、取引先などと同様に句読点は使用しない方が無難です。なお、普段は比較的フランクな付き合い方をしていたとしても、年賀状ではきちんとした言葉遣いで日頃の感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
部下や仕事の後輩へ送る年賀状の一言メッセージ3例
「〇〇さんの何事にも真剣に取り組む姿を見ていつも自分も頑張ろうと奮い立たされます 今年も〇〇さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています」
「昨年も一年ご苦労様でした 〇〇さんの仕事へ情熱的な姿勢にはいつも感心しています 頼りない上司ですが今年も一緒に会社を盛り上げていきましょう」
「昨年は入社したばかりで色々と大変だったと思いますがとても成長しましたね 着実に成果を上げている〇〇さんにますます期待が大きくふくらみます 今年もよろしくお願いします」
部下や後輩には普段と同じように砕けた表現でメッセージを添えても問題はありませんが、ビジネスマナー的には敬語がベターです。日頃の頑張りをほめる言葉などをきちんとした言葉で伝えることで、部下や後輩も気持ちよく仕事初めの日を迎えられるでしょう。
友人や仕事の同僚へ送る年賀状の一言メッセージ4例
「昨年は〇〇さんと△△に行けてとても楽しかったです 今年も機会を見つけて是非行きましょう!」
「その後変わりなく元気にしているかな? 私は最近〇〇にハマっています お互いにとって充実した一年になりますように!」
「〇〇さんが色々と助けてくれたおかげで昨年も乗り切ることができました 今年は私が〇〇さんの力になれるように頑張ります!」
「お互い忙しくてなかなか会えない日々が続いているけど頑張ろうね! いつか落ち着いたらまた××にでも行きたいね」
友人や仕事の同僚へ送る年賀状の場合は、上司などよりも砕けた表現でも問題はありません。同僚には普段は気恥ずかしくていえない感謝の気持ちを伝えたり、なかなか会えない友人には近況報告をしたりするなど、年賀状を通じてだからこそ伝えられるメッセージを添えると喜ばれるでしょう。
学校や習い事などの先生や恩師へ送る年賀状の一言メッセージ3例
「〇〇(子どもの名前)は先生のことが大好きで 家でもたくさん話をしてくれます △△組で過ごせる時間も残りわずかですが 本年もよろしくお願いいたします」
「昨年は何かとご指導を賜り誠にありがとうございました ××先生のおかげで今年も楽しくレッスンを続けることができそうです 本年もよろしくお願いいたします」
「ご無沙汰しておりますがお変わりなく元気にお過ごしでしょうか 私は昨年仕事で□□に配属され慌ただしくも充実した毎日を過ごしています ××先生のご健康を心よりお祈りいたします」
子どもの通う園や習い事では、子どもが家庭でどのように話しているかなどを伝えると、普段は知り得ないことがわかり喜ばれるでしょう。また、卒業後何年も会っていない恩師などへは、簡単な近況を伝えると共に、相手に新年早々不安を与えないような前向きなメッセージを添えておきましょう。
写真入りの年賀状にしたり「△△でお世話になりました〇〇です」といった言葉も添えておくと「誰だったかな」と困惑させることもないでしょう。
親戚へ送る年賀状の一言メッセージ3例
「ご無沙汰しておりますがお変わりなくお過ごしでしょうか こちらは〇〇(子どもの名前など)が今春中学生になります 今年はお盆にそちらへ帰省する予定ですので 是非お会いできればと思っています」
「△△(地名)は雪の降る日が続いていますがそちらはいかがですか 今年は〇〇(子どもの名前など)も帰省しており久しぶりに一家揃ってのお正月です □月には法要がありますが どうぞよろしくお願いいたします」
「その後お体の調子はいかがですか〇〇から昨年□□(入院など)されたとうかがいました そのようなときにはもかかわらず、昨年も美味しい△△(お土産など)をありがとうございました お体にはくれぐれもご無理のないよう自愛ください また皆でお会いできる日を楽しみにしています」
兄弟や歳の近いいとこであれば友達と同じような感覚でメッセージを書くことができますが、叔父や叔母など歳の離れた親戚へ送る年賀状では、何を書けばよいのか悩んでしまう方も少なくないでしょう。親戚に送る年賀状では、身体を気遣う言葉や、近況報告、帰省の予定などを書くとともに、こちらも会うことが少ないのであれば写真入りの年賀状が喜ばれるでしょう。
年賀状を出していなかった相手への年賀状の一言メッセージ3例
「心のこもった年賀状をありがとうございました 年末の慌ただしさにまぎれ 新年のご挨拶が遅れましたことをお詫び申し上げます 本年もどうぞよろしくお願いいたします」
「早々に賀状をいただいたのに 新年のご挨拶が遅れてしまい申し訳ございません 家族のみなさんの元気そうなお姿が拝見できてとても嬉しかったです こちらも家族全員元気に過ごしております 本年もよろしくお願いいたします」
「とても素敵な年賀状をありがとう そして新年の挨拶が遅れてしまって本当にごめんなさい… お互い忙しい日々が続くけど 機会をみてまたランチにでも行きましょう 」
今年は年賀状がこなかったし、来年は出さなくてもいいかな。このように考えていた人から翌年は年賀状が届いた、なんていう経験はありませんか?
そのような場合は、松の内(1月7日が一般的)までに届くようならば年賀状として必ず返信をしましょう。その際はお詫びのメッセージを添えておくのがマナーです。
もし1月8日以降にしか届けられないと判断した場合には、年賀状ではなく「寒中見舞い」を送りましょう。
まとめ
手書きの一言だけで印象がグッとよくなる!
一言とはいえ、年賀状の限られたスペースにメッセージを添えていくのは意外と労力がいるものです。今回ご紹介した文例を参考に、あなたらしいオリジナリティーあふれる一言を添えてみてください。きっと相手に喜ばれ、あなたへの印象もグッとよくなるにちがいありません。
年賀状のマナーを守りつつ、あなたのあたたかなまごころが伝わる手書きの一言を添えることをおすすめします!