年賀状の正しい連名の書き方 宛名や差出人の書き方と注意点
2024.10.15

「年賀状」の宛名を連名にして出すことは、一般的にマナー違反になることはありません。恩師や親戚のご夫婦に出す場合や、家族ぐるみの付き合いをしている、取引先の同一部署内で複数の方々とやり取りをしているなど、様々なケースで連名を用いる機会があると思います。
今回のコラムでは、「年賀状を連名で書いてよいケース」や「連名の正しい書き方」などをご紹介します。宛名と差出人のどちらを連名にするかによっても注意すべき点が少し変わってきますので、どちらについても解説していきます。
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目次
- 年賀状を連名で出しても良いケース
- >親戚同士の関係である
- >送り先の夫婦共に面識がある
- >家族ぐるみの付き合いがある場合
- 年賀状の連名の書き方【宛名編】
- >宛名を連名で記載するときの正しい書き方
- >敬称はひとりひとりに必ず付ける
- >連名を使う際に注意するポイント
- >横書きの場合
- >宛先の家族が多い場合
- 年賀状の連名の書き方【差出人編】
- >差出人を夫婦・家族連名にして送るほうが良いケース
- >差出人を個人名にしたほうが良いケース
- >差出人を連名で記載する際の注意点
- 「郵便局のプリントサービス」なら年賀状の宛名でもう迷わない
- >「郵便局のプリントサービス」とは?
- >「郵便局のプリントサービス」利用の流れ
- 年賀状に連名を書く際には、記載順や敬称に注意が必要
年賀状を連名で出しても良いケース
親戚同士の関係や、家族ぐるみでお付き合いのある人には、連名で「年賀状」を出してもマナー違反になりません。
親戚同士の関係である
親戚関係に当たる人は、会う機会が少なくても差出人を連名にすることが多いです。また、宛先もご家族の名前を連名で書いたほうが相手先に喜ばれる可能性が高くなります。
送り先の夫婦共に面識がある
相手の配偶者を紹介された場合など、送り先の夫婦と家族同士で交流がある場合は「年賀状」の宛名は相手先の夫婦を連名にして出すのが一般的です。また、相手からの年賀状の宛名が自分たち夫婦の連名で届いた場合は、こちらから送る場合も宛名を相手先の夫婦の連名にしましょう。
家族ぐるみの付き合いがある場合
子どもやペット、地域の集まりなどを通して家族ぐるみの付き合いがある場合は、宛名を「家族連名」で出すのがいいでしょう。子どもの名前やペットの名前も入れると相手に喜ばれます。
年賀状の連名の書き方【宛名編】
宛名を連名で記載する際の正しい順番や、敬称の使い方をご紹介します。
宛名を連名で記載するときの正しい書き方
連名で宛名を書いて「年賀状」を出す際には、まず世帯主をフルネームで書きます。 縦書きの場合は右から世帯主、配偶者(パートナー)、子どもの順番で書くのが正しい書き方です。
宛名を横書きにする際には、上から下の順に書いていきます。 続けて記載する配偶者や子どもの名前は、姓を省いて名前のみ書きましょう。夫婦別姓の場合は、姓をそろえて書いて構いません。 基本的には「世帯主」「配偶者(パートナー)」「子ども」の順と覚えておきましょう。
敬称はひとりひとりに必ず付ける
敬称は世帯主、配偶者、子どもなど全員にそれぞれつけるのがマナーです。敬称の省略は失礼にあたります。小さなお子様に関しては、家族ぐるみで付き合いがあるなど親しい間柄であれば「くん」や「ちゃん」でも大丈夫です。相手のご家族との関係性を踏まえた上で判断しましょう。
連名を使う際に注意するポイント
仕事の関係先に送る場合は、宛名を連名にしないほうが良いとされています。 複数名に送る場合は、できるだけ全員へ個別に送るのが基本ですが、難しい場合は部署宛てに送るようにしましょう。部署宛ての「年賀状」は「営業部御中」のように部署名を記載します。
同じ部署に所属されている方が複数人いる場合、連名で送ると失礼に感じる方もいらっしゃいます。全員へ個別に送るか、部署宛てに送るのが基本です。 また、「株式会社」や「合同会社」などの表記や社名は略さずに書きます。肩書や役職が長くても省略してはいけません。
横書きの場合
横書きは必ずしもマナー違反ではありませんが、上司や先輩、先生といった目上の方への宛名書きは、原則として縦書きにしたほうが良いとされています。 横書きの記載方法は縦書きと同様、2人目以降は下段へ続けて記載します。
宛先の家族が多い場合
連名にすると記載する人数が多く、家族全員の名前が宛名面に書ききれなくなるケースについては「ご家族様」と記載することができます。家族の名前が不明な時にも利用できます。
二世帯住宅に送る場合は、各世帯に分けて出したほうが望ましいとされています。
年賀状の連名の書き方【差出人編】
差出人を連名で書く際は、基本的に宛名を書くときと同じですが、細かくご紹介していきます。
差出人を夫婦・家族連名にして送るほうが良いケース
お互いの配偶者や家族に面識がある場合は、「夫婦・家族連名」で送りましょう。 また、相手から夫婦・家族連名の「年賀状」が届いた場合も同様です。 目上の方へ「年賀状」を出す際にも「夫婦・家族連名」で送るようにしましょう。
差出人を個人名にしたほうが良いケース
仕事の関係者へ「年賀状」を送る場合は、なるべく個人名を記載して送りましょう。 お互いの配偶者や、家族に面識がない時にも個人名のほうが無難です。 仕事関係以外でも、個人的に付き合いがある方へ送る際には個人名で宛名を書きます。
差出人を連名で記載する際の注意点
・世帯主をフルネームで書き、姓が同じ場合は2人目以降の姓を省略する
名前を記載する順番は宛名の場合と同様です。縦書きの場合は右から「世帯主」「配偶者(パートナー)」「子ども」の順に書きます。横書きは、上から下の順に書くのが正しい書き方です。夫婦別姓の場合は、宛名同様に姓を揃えて書きましょう。
・表面に書ききれない場合は裏面に記載する
差出人は通信面(裏面)と宛名面(表面)のどちらか一方のみに記載するだけで大丈夫です。裏面に差出人を書く場合は、縦書きでも横書きでも失礼には当たりません。
「郵便局のプリントサービス」なら年賀状の宛名でもう迷わない
連名で記載する場合には細かいマナーが多数ありますが、「郵便局のプリントサービス」を利用することで間違いを防ぐことができます。
「郵便局のプリントサービス」とは?
インターネット上から一括で「はがきの注文」「作成」「印刷」「投函」まで行えるサービスです。
送れるはがきは「年賀状」や「季節の挨拶状」まで多岐にわたり、「喪中はがき」「寒中見舞い」「余寒見舞い」「暑中見舞い」「残暑見舞い」も作成できます。
「郵便局のプリントサービス」利用の流れ
会員登録後にはがきの背景の絵柄やデザイン、挨拶分などを選びます。
文面が固定されているものや、挨拶文を使用しないタイプもあります。
豊富なデザイン例・文例から選ぶことができるため、連名をはじめとした年賀状の正しい表記方法で迷わずに済むのが大きなポイントです。
登録した住所データから宛名を印刷することが可能です。
事前に登録を済ませておけば、宛名の記載方法の誤りや手書きによる誤字・脱字などを避けられるため、仕事関係の方や目上の方に年賀状を送る時にも安心です。
利用の際には別途料金(基本料金1,100円と年賀状1枚につき31円)が必要となりますがとても便利なサービスです。
STEP3:おうちポスト(投函代行サービス)「郵便局のプリントサービス」では、「年賀状」の投函を代行してもらうことができます。宛名印刷を利用した会員限定の無料サービスで、宛名印刷を注文する際に投函代行を依頼するか選べます。
年賀はがきは、例年12月25日までに投函すると元日に送ることができます。元日に届けたい人は早めの注文がおすすめです。
年賀状に連名を書く際には、記載順や敬称に注意が必要
今回は、「年賀状の連名の書き方」に関するご紹介でした。 差出人の名前を書くときに「連名だと失礼ではないか」と悩んでいる方も多いかもしれませんが、記載順や敬称などのルールに従って記載すれば問題ありません。
心配な方は、「郵便局のプリントサービス」を利用すれば間違いを防ぐことができますので、ぜひ検討してみてください。