年賀状の宛名印刷サービスとは? 簡単便利な利用方法とおすすめポイント

年賀状の宛名印刷サービスとは? 簡単便利な利用方法とおすすめポイント

「年賀状」の宛名印刷にはどのようなサービスがあるかご存じでしょうか?

「年賀状も宛名印刷を頼みたい」「宛名の登録を行い、自分で年賀状の印刷をしたい」といった方々への要望に応えて、簡単に宛名印刷を利用できるサービスを郵便局が提供しています。

今回のコラムでは、宛名印刷した「年賀状」をネットから注文できる「郵便局のプリントサービス」について、利用方法やおすすめポイントなどをご紹介します。

目次

年賀状の宛名印刷サービスとは?

まずは、宛名印刷サービスを利用する上での基礎知識についてご紹介します。

自分で年賀状に宛名を印刷する方法

「年賀状」に宛名を記載するには、手書きで記入する、パソコン用ソフトを使って家庭用プリンターで宛名を印刷する、そして業者の宛名印刷サービスを利用するという3パターンがあります。

パソコンを使う場合、例えばOffice系ソフトのExcelで住所録ファイルのデータを作成し、Wordのテンプレートを使って宛名を印刷する方法があります。ただし、これらの作業はOffice系ソフトの操作全般に慣れていない方は、かなり苦戦するかと思われます。また、市販の専用ソフトやフリーソフトを使って印刷する方法などもあります。

そのほかにも、コンビニにあるコピー機のネットプリント機能を利用する方法などもあります。宛名印刷サービスを利用する場合は、宛名印刷サービス業者に依頼するのがとても便利なのでおすすめです。


宛名印刷サービスのおすすめポイント

業者を使った宛名印刷サービスのおすすめポイントとしては「年賀状の作成を大量に素早く済ませられる」といった点があげられます。

「年賀状」を大量に作成する際、家庭用プリンターでは1枚ずつ印刷するため時間がかかります。また、印刷中にインクを使い切ってしまう可能性もあります。宛名印刷ソフトのインストールや、操作方法の確認などに思わぬ手間を要することも少なくありません。
手書きで宛名書きをする場合はさらに時間がかかってしまい、枚数が多いと書き損じてしまう恐れもあります。

例えば「郵便局のプリントサービス」による宛名印刷サービスを利用すれば、一般的に大量発注の場合でも5営業日以内(年賀状印刷に2営業日、宛名印刷に3営業日)以降で出荷され、投函まで代行してくれるオプションを無料で付けられます。

手書きによる書き損じや、家庭用プリンター使用時のミスが発生しないことも宛名印刷のメリットです。宛名印刷サービスの場合、当然ながら印刷ミスは納品されないため金額的な無駄も発生しません。

また、仕上がりが綺麗であることも宛名印刷サービスを使う利点です。

家庭用プリンターで印刷するよりもかすれやインク染みが少なく、テンプレートを使用するので文字の大きさや段組みを気にしないで作成できる点は、宛名印刷サービスのおすすめポイントです。余計な手間やストレスを感じることなく、宛名の入力だけに集中することができます。



年賀状の宛名印刷ができる「郵便局のプリントサービス」

宛名印刷を利用することができる「郵便局のプリントサービス」は、ご自宅に居ながら年賀状印刷をスムーズに注文することができます。


「郵便局のプリントサービス」とは

インターネット上で簡単にはがき印刷の注文ができる便利なサービスです。

「年賀状」以外にも「喪中はがき」「寒中見舞い」「余寒見舞い」「暑中見舞い」「残暑見舞い」「挨拶状(個人/法人向け)「名刺・封筒」を作ることができます。選べるデザインや書体には多くのデザインがあります。

新規会員登録をするだけで、マイページ上で宛名住所登録を作成することができるほか、「マイ画像BOX」というところに会社のロゴ、地図、写真などの画像データを登録できるようになります。

新規会員登録は無料で行うことができます。会員になると会員専用の「マイページ」へログインが可能になり、すぐに宛名印刷サービスを利用できます。


「郵便局のプリントサービス」の会員登録方法

「郵便局のプリントサービス」のサイト(https://print.shop.post.japanpost.jp/)から無料で会員登録ができます。会員登録をしてから注文すると、全商品印刷料金が5%OFFになります。郵便局のネットショップIDをお持ちの方は、ご登録の情報を利用して会員登録ができます。

「郵便局のプリントサービス」に会員登録をすると以下のことができるようになります。

宛名印刷のご利用

宛名印刷の注文もWebで簡単にできます。

ユーザー情報の簡略化

ユーザー情報をあらかじめ入力しておけば、商品をご注文の際は名前も住所も入力が簡単です。

投函代行のご利用

時間が足りない、もしくは投函が面倒なときは投函の代行もできます。

住所録の管理

あなただけの住所録をWeb上に保存できていつでも使えます。

画像登録

商品のデザインに使える画像を登録して使いまわすことができます。

注文履歴と再注文

注文履歴を見てこれまでのデザインを再注文することができます。

一時保存

作り途中のデザインを一旦保存して後からまた編集できます。

クレジットカード登録・削除

あらかじめクレジットカードの情報を登録しておくことができます。 また登録したクレジットカード情報の削除も可能です。

会員割引

会員登録、ログインした状態でご注文いただくと全商品印刷料金から5%OFFになります。


宛名印刷サービスの利用方法

「郵便局のプリントサービス」の宛名住所録には住所データ(カード)を3,000件まで登録できます。操作手順は簡単で、登録した住所データをご注文の際に入力フォームへインポート(取り込み)したり、宛名印刷に利用したりすることができます。また、作成した住所録をCSV形式のファイルでエクスポート(書き出し)することも可能です。
そのほか、登録後は「名前」や「会社名」などで検索することができ、グループ化を設定する機能も付いています。

「郵便局のプリントサービス」で宛名印刷を行う際には、住所録に登録したデータをそのまま用いて、宛名面に宛名印刷を行うことが可能です。自分の住所は自宅、または会社のいずれかを選べます。

宛名仕様で書体(フォント)を選択し、投函代行サービスの利用の有無を選ぶと、内容確認の印刷プレビュー画面に移ります。(宛名は縦書きになります)確認画面では、実際の宛名印刷のレイアウトイメージを一覧表示で見ることができ、宛名を編集・調整することが可能です。


「郵便局のプリントサービス」利用時の注意点

便利で簡単な「郵便局のプリントサービス」ですが、宛名印刷の利用時にはいくつか注意点があります。

宛名印刷には別途料金がかかる

宛名印刷には、別途料金(基本料金1,100円と、年賀状1枚につき31円)が必要です。会員登録や、投函代行サービスなどは無料ですが、
枚数によってどれくらいの金額が発生するか、事前に確認しておきましょう。


通常よりも納期がかかる

納期にも注意が必要です。注文時に選べる「発送」は通常納期+3営業日以内に発送という納期になります。「年賀状」の宛名印刷の受付には締め切りがあり、期日の12月25日を過ぎると受け付けてもらえないため、早めに準備をするようにしましょう。

また、宛名や住所は正確に登録しないと、宛名不明で届かない可能性があります。相手の役職や住所が変わっている可能性がある為注意が必要です。印刷を発注する前に、改めて内容を確認するようにしましょう。

宛名印刷を注文する場合は、早めに宛名住所録を準備することが大切です。「年賀状」の受付(引受)は、12月中旬頃から開始されます。受付期間前に投函しないように気を付けましょう。

宛名住所録を早めに用意することで、年賀状印刷の受付が始まってからすぐに対応できるようになります。「発注」を選んで自宅へ納品する場合の時期が早くなると、添え書きなどの作業にも余裕が持てます。あらかじめ、投函予定から逆算した上で、どれくらいの日数がかかるかを見積もっておきましょう。


住所や氏名のチェックを忘れずに行う

印刷が完了した年賀はがきが納品されたら、住所や名前に間違いがないか改めて確認しましょう。万が一、間違いがあった場合に対応できるよう、予備の年賀はがきを手元に用意しておくと確実です。
投函代行サービスを利用する場合、完成したものは自宅に納品されずそのまま投函されるため非常に便利です。その代わり、完成したものを直接確認することができないので、必ず注文時の画面で宛先の確認を行いましょう。

投函代行サービスは、投函完了のお知らせがメールで通知される仕組みになっています。いつ投函を済ませたか、後日確認ができるので安心です。


宛名印刷できない年賀状のタイプがある

一部のはがきは宛名印刷サービスを利用できないため、気を付けましょう。例としては「フジカラーポストカード」「写真を利用した年賀状(富士山写真年賀状、写真で送る年賀状)」「押し花年賀状」「データ印刷(印画紙仕上げ)」といった種類があります。

宛名印刷サービスは、簡単かつ大量に宛名印刷ができる大変便利な仕組みですが、どうしても写真や押し花を使った「年賀状」を送りたい場合には、ほかの方法を選択する必要があります。事前にどんな「年賀状」が送れるか確認しておきましょう。


年末年始の年賀状づくりを簡単に

「郵便局のプリントサービス」を利用することで、有料のソフトを購入しなくても簡単に宛名印刷ができるようになります。手書きやプリンターでの印刷に比べて手軽に「年賀状」が出せるため、宛名印刷に悩んでいる方には大変おすすめのサービスです。

忙しい年末、住所録の登録や印刷をスムーズに済ますことができれば、手書きで行う添え書きにしっかりと時間を割くことができるようになるでしょう。
ぜひ真心のこもった一通を、お世話になった方々に届けていただければと思います。


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