年賀状の投函時期の目安 忙しい年末に利用したい便利な代行サービス
2024.07.09
「年賀状」を送る時にまず知っておきたいのは、元日に届くためにはいつまでに投函すればいいかという「投函時期」の目安です。
年末年始は多くの人にとって忙しい時期なので、「年賀状」を出すのがギリギリになったり、出し忘れてしまったりという経験はよくあることでしょう。
日頃お世話になっている方々や大切なお客様はもちろん、近年会えていない人にも、感謝の気持ちやお礼をこめた1通を元日に届けたいですね。
今回のコラムでは、「年賀状」を元日に届けるための「投函目安」と、期日通りに届けるために便利な「印刷・投函」代行サービスの利用方法についてご紹介します。
目次
年賀状を元日に届くように投函するには?
「年賀状」を元日に届けるために目安としたい投函時期についてご紹介します。 「年賀状」の受付(引受)期間は例年12月15日からスタートします。
12月25日までに投函した「年賀状」は一部の離島を除いて、元日に届くように手配してもらえます。12月25日を過ぎて投函すると、元日に配達される保証はなくなります。
また、受付期間前に投函してしまうと、通常の配達日数で年内に配達されてしまうため、注意が必要です。
1年以内(13か月以内の場合もあります)に二親等以内の近親者で不幸があったときには、「年賀状」の代わりとして喪中はがきを送る必要があります。
喪中はがきとは「喪中につき年頭のご挨拶をご遠慮させていただきます」のように、新年の挨拶を欠礼することを知らせるはがきのことで、「年賀状」よりも早めに準備を始める必要があります。 多くの方が「年賀状」の準備を始める11月~12月初旬までに届けるのが一般的です。
年賀状の投函時期と到着時期
12月14日まで:年内に届いてしまうので12月14日までは投函してはいけません。
12月15日~12月25日:元日に届きます。最終集荷時間までに投函しましょう。
12月26日~1月5日:三が日~松の内を目安に届きます。原則1月1日以降で順次お届けされます。
1月6日以降:松の内を過ぎてから到着する場合は、年賀状ではなく寒中見舞いを出しましょう。
例年、「年賀状」の新年集荷は松の内の最終である1月7日まで行われます。 松の内とは、家に門松などの正月飾りが飾られる期間のことで、1月1日~1月7日を指します。
配達に関しては1月7日までが「年賀状」、1月8日以降は「通常はがき」として扱われます。そのため、通常の「年賀状」には消印が押されませんが、1月8日以降に配達される「年賀状」は消印が押されるようになります。受け取る側には消印の有無で「年賀状」の受付期間を過ぎて投函したことがわかる為、あらかじめ念頭に入れておきましょう。
何らかの理由で「年賀状」の返礼を送る場合は、「年賀状」ではなく「寒中見舞い」として送付するのがマナーです。 寒中見舞いを投函できるのは節分(2月3日)頃までとされています。
年賀状を大量に投函する方法
「年賀状」をたくさん出す方に、ちょっとした豆知識をご紹介します。 大量に「年賀状」を出すときには、輪ゴムでまとめて投函すると配達作業中のトラブルが減りやすくなる、というのをご存じでしょうか?
毎年、年末年始には多くの人が「年賀状」をポストに投函します。
1枚ずつ「年賀状」を出すとシールなどのデコレーションが取れる、角が折れてしまうといったトラブルがどうしても起きやすくなってしまいます。
しかし、輪ゴムでまとめて投函すると強度が増し、キズや折れを防ぐことができます。枚数が少なすぎると輪ゴムの跡がついてしまったり、輪ゴムの張力によって「年賀状」が曲がってきてしまったりする可能性があるため、ある程度の枚数を束にしてから輪ゴムでまとめて出すようにすると良いでしょう。
また、輪ゴム止めを行う際には市内宛と市外宛を分けて出すことで、郵便局での作業がスムーズになります。
異なる宛先がランダムに混ざっていると、その分仕分けに必要な時間が増えてしまうためです。また、できればはがきの裏表と、上下の向きも揃えておくようにしましょう。「年賀状」と他の一般郵便物が混ざりにくくなり、仕分け作業が早く済むようになります。
「年賀状」の束をまとめる際には、2本の輪ゴムをそれぞれ1本ずつ縦と横に使用して、十字に止めるようにするのがおすすめです。1本の輪ゴムで十字にするよりも2本のゴムを使用したほうがバラバラになりにくく、ゴムが伸びないために切れることも少なくなります。
また、束が分厚すぎるとポストの投函口に入らなくなってしまうため要注意です。
「郵便局のプリントサービス」なら、年賀状作成から投函までオンラインで完結
「郵便局のプリントサービス」を利用することで、「年賀状」作成から投函まで一連のフローを代行することができます。
宛名印刷「郵便局のプリントサービス」とは、インターネット上から簡単にはがきの注文から投函まで行える便利なサービスです。
送れるはがきは「年賀状」や「季節の挨拶状」まで多岐にわたり、「喪中はがき」「寒中見舞い」「余寒見舞い」「暑中見舞い」「残暑見舞い」も作成できます。
「郵便局のプリントサービス」に会員登録後は年賀状のデザイン・文面を選び、宛名を印刷し、投函するといった流れで利用します。とても簡単に「年賀状」が作れるのでおすすめです。
「郵便局のプリントサービス」を利用するためには最初にサイト上で無料の会員登録を行います。
会員登録を行ったら次は「年賀状」のデザイン、はがきの種類を選びます。写真データを利用するタイプのものは、パソコンなどから好きな画像をアップロードしてはめ込みます。
選んだ「年賀状」のデザインによっては挨拶文の編集を行うことも可能なほか、オリジナル画像データを「マイBOX」というところに保存できます。
また、すでに用意されたテンプレートだけでなく、自分で作ったデータを利用したオリジナルデザインの「年賀状」も作成可能です。
デザインを決めたら、続いて「宛名印刷」「投函代行」などのオプションを選択し、仕上がりイメージを確認します。支払いはクレジットカード、ペイジー、代金引換のいずれかで決済を行います。通常、印刷済みの「年賀状」は自宅に発送されますが、投函代行オプションを選択した場合、「年賀状」の宛先へ直接郵送されます。
郵便局のプリントサービスの「宛名印刷」はマイページの宛名住所録に登録したデータを利用して行うことが可能で、住所データ(カード)については3,000件まで登録できます。
宛名印刷サービスを利用する場合は、基本料金の1,100円と、1枚あたり31円の料金がかかります。納期は5営業日以内(年賀状印刷に2営業日、宛名印刷に3営業日)以降での発送です。
投函代行のオプションは作成した「年賀状」を代わりに投函して郵送してくれるサービスです。宛名印刷を利用した会員限定の無料サービスで、宛名印刷を注文する際に投函代行を依頼するか選べます。
宛名印刷の納品後に郵便局のほうで投函され、投函が終わると「完了メール」がユーザー宛てに送られてくる仕組みとなっており大変便利です。
「投函代行」サービスを利用する上でのメリットと注意点
便利な「投函代行」サービスのメリットと、利用する際に注意したいポイントをご紹介します。
「投函代行」は前述したように、ご自身の代わりに「年賀状」を投函してくれるサービスです。完成した「年賀状」を自宅配送すると、受領後に自分自身でポスト投函しなければいけないため、どうしても若干のタイムラグが発生してしまいます。事前に住所録さえ作っておけばインターネット上で「そのまま注文&投函」まで行え、一度作成した住所録は毎年利用することができるため、たくさんの「年賀状」を一度に送りたい方や、元日に必ず届けたい方には特におすすめです。
気を付けておきたいのは、私製はがきなどでは投函代行サービスを利用できないことと、郵便局からの発送証明が取得できないといった点です。直接相手に届くため代金引換支払いも選べません。
また、自宅配送ではないため、印刷後に添え書き(手書きのメッセージ)を行うことや、印刷された住所や名前を自分の目で見て確認することができないことも注意しておきましょう。手書きで宛名を書く場合にも当てはまりますが、せっかく「年賀状」をつくっても、住所や名前が間違っていると正しく届けることができません。投函代行を利用する場合は、事前に仕上がりイメージで住所録が間違っていないか確認したうえで注文するようにしましょう。
予想していたより宛名書きに時間がかかってしまったり、何枚も書き損じてしまったりすると、「年賀状」の受付締め切り間近になって慌ててしまうかもしれません。余裕をもって元日に届けるためにも早めに準備を始めることをおすすめします。また、一部の「年賀状」は投函代行で、残りは自宅配送にして添え書きを書いてポストへ投函するなど、幅広い使い分けができる便利な代行サービスを、ぜひ有効活用してみてください。