年賀状での出産報告 文例&写真の選び方

年賀状での出産報告 文例&写真の選び方

人生で起こる数々のイベントの中でも、出産は特に明るくおめでたい話題のひとつです。
ふだん会えない人への出産報告をするのに、年賀状は絶好のツールとなるでしょう。

今年出産を迎えた、出産を迎える予定という方の中にも、年賀状で出産報告を行いたいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし一方で、出産はデリケートな話題なので、年賀状で報告をする場合にも注意したい点があります。

ここでは、年賀状で出産報告をする場合の文例と写真の選び方、マナーについて解説します。


記事の監修者
中 川  越 〈なかがわ・えつ〉

中川越

プロフィール
1954(昭和29)年 東京品川生まれ。手紙文化研究 、コラムニスト 、イラストレイターとして幅広く活躍。
古今東西、有名無名を問わず、各種手紙に取材し、手紙の在り方、表現の工夫、コミュニケーションの本来について、日々探求を続けている。
中川  越 ホームページ


目次


年賀状で出産報告をしてもいい? タイミングや注意点

年賀状での出産報告は、基本的に問題ありません。
ただし、出産後かなり時間が経ってから年賀状で子どもの誕生を知らせると、相手は報告が遅いことが気になるかもしれません。
このような場合は、報告が遅くなったお詫びを一言添えておくと、より丁寧で好印象となります。

ふだんからお付き合いのある方には、出産後すぐに出産報告はがきやメール、SNSのメッセージ等で報告を済ませ、改めて年賀状でお知らせしてもよいでしょう。
また、お正月が過ぎた直後に出産となりそうな場合は、年賀状では「〇月に家族が1人増えそうです」など、軽く触れておくのもよいですが、基本的に妊娠中である報告はしなくても構いません。

なお、相手が喪中にある場合には、年賀状そのものを控えますので、寒中見舞い、暑中見舞いなど別の機会を選ぶようにしましょう。
その際にも、派手な出産報告の印象にならないよう、写真は控え、さらりと伝えます。


年賀状で出産報告する際の文例

以下に出産報告をする際の基本的な文例を、いくつかご紹介します。
子どもの名前、性別、誕生日などは、報告する相手によって必要な情報を加えるとよいでしょう。


一般的に使える報告の文例

わが家に新しい家族がふえました

にぎやかなお正月を迎えています

本年も親子ともどもよろしくお願いいたします


報告の遅れを詫びる文例

新しい家族とともに新年を迎えました

初めての育児は喜びと戸惑いの連続です

慌ただしくしておりご報告が遅れて申し訳ございません


子どもの名前を伝える文例

昨年の○月○日に元気な男の子(女の子)が誕生しました

名前は○○(読み仮名)です

お近くへお越しの際はぜひ顔を見にいらしてください


会社の上司への文例

昨年の○月○日に元気な男の子(女の子)を出産しました

おかげ様で母子ともに健康です

育児休暇でご面倒をおかけいたしますがよろしくお願いいたします


目上の親戚に送る文例

○月○日、長男の○○(読み仮名)が誕生しました

親となり改めて大きな責任を感じつつも楽しい毎日です

親子ともども末永くよろしくお願いいたします


すでに出産のお祝いを頂いている場合の文例

我が家の〇〇が誕生した際には心温まるお祝いを頂きありがとうございました

おかげ様で〇〇は日々すくすくと成長しております

今後とも温かく見守って頂けると幸いです


第二子以降の出産の場合の文例

昨年〇月に第二子となる次男が誕生しました

長女の〇〇もすっかりお姉ちゃんぶりが板についてきました

これからも家族ともどもよろしくお願いいたします


文例は組み合わせて使ったり、相手によっては多少くだけた言い回しにしたり、アレンジしてみてください。


年賀状で出産報告する際の写真の選び方

特に親しい間柄の場合、赤ちゃんの可愛い写真付き年賀状は喜ばれるでしょう。
よい写真を選ぶコツは以下の通りです。

  • ・色々なパターンの写真を撮影しておく(顔のアップ、寝姿、笑顔など)
  • ・明るくて赤ちゃんの顔がよくわかる写真を選ぶ
  • ・複数枚の写真を挿入できるデザインであれば、家族の写真もあるとよい

ふだんあまり交流のない相手の場合、赤ちゃんの写真だけでは誰の出産報告かわかりにくいので、家族写真を併せて載せると親切です。
親戚、友人、同僚など、相手との距離感を考えながら写真を選ぶようにしましょう。

また、赤ちゃんの写真はすべての人に喜ばれるわけではありません。
子どもに恵まれずに悩んでいるなど、相手の状況は様々です。
年賀状は写真入り・写真なしの2パターンを用意しておき、判断に迷う時は写真なしで送る方が無難です。


年賀状で出産報告する際のマナー

出産は人生のイベントの中でも、かなりデリケートな要素を含むものです。年賀状で出産報告をする場合は、以下のことに気をつけるようにするとよいでしょう。

あくまで年賀状であることも忘れない

年賀状の本来の役割は「年始の挨拶」です。
出産は大変おめでたいことですが、あまりテンションを上げて出産報告が前面に出過ぎてしまうと、相手によってはひんしゅくを買ってしまう可能性もあります。
年賀状には、年始の挨拶、旧年中の感謝、相手を気遣う言葉などをきちんと入れた上で、出産報告はあくまで「添え物」であることを意識して書きましょう。


受け取る相手の気持ちを考える

人にはそれぞれ色々な事情があり、必ずしも子どもの話題を喜ぶ人ばかりではありません。
年賀状で出産報告をする場合には、相手によってはこちらの喜びの表現をおさえるなど、ちょっとした心遣いを忘れないようにしてください。


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忙しい中でも、とても簡単に見栄えのする出産報告を兼ねた年賀状を送ることができます。

年賀状での出産報告は、受け取った人が笑顔になるように、相手との距離感や相手の状況を考えながら作成することが重要です。ぜひ上記を参考に、相手にも自分にも嬉し記念になる素敵な年賀状を作成してください。


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