年賀はがきのサイズは? デザインや印刷・写真選びのポイント

年賀はがきのサイズは? デザインや印刷・写真選びのポイント

1年の始まりを飾る年賀状には、新年の挨拶、旧年の謝礼、近況など、ついたくさんの情報を盛り込みたくなりますが、年賀はがきのサイズ感をしっかり把握しておかないと、雑然として何を伝えたいのかわからないものになってしまいます。

ここでは、年賀はがきのサイズについての説明や、はがきに綺麗に収めるためのデザインや印刷、写真選びのポイントについても説明します。


記事の監修者
中 川  越 〈なかがわ・えつ〉

中川越

プロフィール
1954(昭和29)年 東京品川生まれ。手紙文化研究 、コラムニスト 、イラストレイターとして幅広く活躍。
古今東西、有名無名を問わず、各種手紙に取材し、手紙の在り方、表現の工夫、コミュニケーションの本来について、日々探求を続けている。
中川  越 ホームページ


目次


年賀はがきのサイズについて

年賀状を綺麗に作成してスムーズに発送するために、知っておきたい年賀はがきのサイズに関わるポイントをまとめました。

年賀はがきのサイズ

一般的な年賀状のサイズは「横100㎜×縦148㎜」、重さが3.1グラムとなっています。
横90mm~107㎜×140mm~154㎜で2g~6gに収まる紙は「通常はがき」として分類され、郵便料金は63円で送ることができます。

もし、用紙から自分で用意して年賀状を作成したい場合は、この範囲に収まらないと扱いが変わり、郵便料金が高くなることもあるので注意しましょう。


年賀はがきに印刷する場合のピクセルと解像度

年賀はがきのサイズに印刷をする際には、「解像度でおおよそ300dpi~350dpi、ピクセルサイズでは300dpiならば1181px×1748px、350dpiでは1378px×2039px」を目安とすると、綺麗に印刷することができます。

ちなみにピクセルとは画素とも呼ばれるもので、デジタルの画像を構成する小さな四角い点(ドット)をカラーリングしたものです。
この数値が高いほど、拡大しても精密さが保たれる質の高い画像ということになります。

また、印刷における「解像度」とは1インチ(2.54cm)の中にどれくらいのピクセルがあるかという、密度を表すものです。この解像度の単位がdpi(ドット・パー・インチ)やppi(ピクセル・パー・インチ)で、数値が大きいほど、画像は滑らかで美しく見えます。


年賀はがきのデザインのポイント

自己流で作った年賀はがき、出来上がってみると思ったほどにはカッコいいものにならなかったという経験はありませんか?
以下に挙げるようなちょっとしたポイントに気をつけると、一段と印象的なものになります。ぜひ参考にしてみてください。

配置した要素のメリハリをつける

写真も、イラストも、文字も、と欲張りすぎてどれも均等に並べると、どれが主役なのかわからない、印象に残らない年賀状になってしまうことがあります。

まずはある程度思い切って情報の取捨選択をして、それから一番伝えたいものを大きくしっかりと配置、その他小さめに添えるだけにするなど、メリハリを意識することが重要です。


年賀状のテンプレートを使う

市販されている年賀状のテンプレートは専門家によってデザインされており、誰でも簡単に見栄えのする年賀状が作れるように計算されています。
自己流のデザインで悩むより、こうしたテンプレートを取り入れる方が簡単という場合もあります。


手書き一言メッセージ用のスペースを用意する

たとえ市販のテンプレートを使用しても、手書きで一言を添えることで十分オリジナリティのある年賀状にすることができます。

とはいえ、空いている隙間に見合わない量の文字を詰め込むと、やや雑な印象にもなりかねません。スペースを十分にとったデザインにする、書きたい量に合ったスペースが用意されているテンプレートを選ぶなどしましょう。


印刷の質にこだわる

綺麗に印刷された年賀状は、丁寧できちんとした印象を与えます。
自宅で印刷する場合には、インクや用紙は品質の良いものを使い、写真の解像度なども適切かどうか確認するようにしましょう。
自宅では印刷が難しい、面倒と感じる場合は、印刷サービスの利用をおすすめします。

郵便局のプリントサービス(ネット印刷サービス)はこちら


年賀はがきに挿入する写真選びのポイント

年賀状に挿入する写真は、年賀状全体の出来栄えをも左右する重要な素材です。
以下のポイントに気をつけて、最適なものを選ぶようにしましょう。

①欲張って写真の点数を多く入れすぎると、全体が見づらくなりますし、自己アピール感が強くなりすぎる恐れもあります。
意図的にコラージュするような場合は別として、基本的には、写真は入れすぎないことを心がけましょう。

②写真の解像度を確かめましょう。元々は解像度が高かったはずの写真も、転送や加工のタイミングで気づかないうちに解像度が低くなってしまっていることもあります。

③パソコンの画面で見ていたらよく見えていたけれど、いざ年賀はがきのサイズに印刷してみたら、小さくて何の写真かわからなくなってしまった、ということもありがちです。
はがきのサイズに印刷しても、何が映っているかがはっきりわかる写真を選びましょう。


郵便局のプリントサービスを利用すれば簡単です!

郵便局のプリントサービスは年賀状の豊富な種類のテンプレートを用意しています。
サイズ感やデザインについては、自分で考えなくても最適なものを作成することができ、とても安心で便利です。

また、「自分で作成したデザイン」の印刷も注文できますので、オリジナルの年賀状を綺麗に印刷したい人にもおすすめです。
簡単・スピーディーに高品質の年賀状を作成することができる、郵便局のプリントサービスのご利用もご検討ください。

年賀はがきのサイズには規定がありますので、注意が必要です。年賀状を作成する際には、上記の注意点やポイントを参考に、気持ちの伝わる年賀状作りの方を試してみてください。

より手軽に年賀状を作成したい場合は、郵便局のプリントサービスもおすすめします。ぜひご検討ください。



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