年賀状への一言添え書き! おすすめの文章とは

年賀状への一言添え書き! おすすめの文章とは

年賀状への一言添え書き、何を書けばいいか悩んでしまいますよね。
特に、親戚や取引先、同僚や上司など、改まった関係の人に対して、何を書けばいいのかわからない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

年賀状に、相手に合わせた気の利いた一言を添え書きできると、受け取った相手の印象は特別なものになります。
ここでは、年賀状の一言添え書きについて、盛り込みたい内容や気を付けるべきマナーなどを説明します。年賀状を送る相手別におすすめの文例も紹介しますので、年賀状にどのような一言を添えようか悩んでいる方は参考にしてください。


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記事の監修者
中 川  越 〈なかがわ・えつ〉

中川越

プロフィール
1954(昭和29)年 東京品川生まれ。手紙文化研究 、コラムニスト 、イラストレイターとして幅広く活躍。
古今東西、有名無名を問わず、各種手紙に取材し、手紙の在り方、表現の工夫、コミュニケーションの本来について、日々探求を続けている。
中川  越 ホームページ


目次

  


年賀状で喜ばれる一言添え書きとは

年賀状の一言添え書きとは、賀詞や挨拶文とは別に、相手との関係を踏まえて手書きで添えるメッセージのことです。
年賀状に一言添え書きすることで、賀詞や挨拶文などの印刷した文面だけの年賀状に比べて、温かい印象を与えられます。

日ごろお世話になっているお礼や親交を深めたい思いなど、かしこまった文章だけでは伝えきれない気持ちも、手書きのメッセージで表現すればより伝わりやすくなるでしょう。
印刷された年賀状であっても、手書きの一言添え書きがあるだけで、さらに印象はよくなるものです。

年賀状で喜ばれる一言添え書きを書くためには、どんなに簡単な言葉でも構いませんので、送る相手を思って一文字一文字丁寧に書くことが大切です。
決して長々と文章を書く必要はありません。

年賀状の添え書きに含められる内容の例

年賀状で喜ばれる一言を添えるためには、送り先や相手との関係に合わせて内容を変えてみましょう。

例えば友人宛の年賀状なら、プライベートな目標や家族の様子といった近況を報告したり、相手の近況を尋ねたりします。頻繁に会う間柄なら、「今年もよろしく」と今後の親交を願っても喜ばれます。

取引先や上司、先生など目上の方への年賀状の場合は、日ごろお世話になっている感謝を改めて言葉にしたり、丁寧な言葉遣いで今年の目標を伝えたりするとよいでしょう。

なお、添え書きする際は年賀状のマナーにも気を付けましょう。年賀状では「、」や「。」などの句読点を使うのは、マナー違反とされています。
これは、「お祝い事や付き合いなどに区切りをつける」という意味や、「もともと句読点は文章がスムーズに読めない人のものである」といった考えがあるためです。

その他に、年賀状では忌み言葉も避けなければいけません。

忌み言葉とは、「去る」「失う」「暗い」「絶える」「病む」「痛む」「滅びる」「死ぬ」といった言葉や漢字のことで、縁起の悪いことを連想させるために、年賀状のようにお祝いの挨拶では使用を避けられています。

「去年」「絶好調」「滅多に会えない」など、気付かないうちに使ってしまいがちです。十分気を付けましょう。


年賀状の一言添え書き文例集

ここからは、送り先ごとに使える一言添え書きの文例集をご紹介します。
添え書きの内容がイメージできない、思い浮かばないという方は参考にしてください。

友人宛の年賀状

友人宛の年賀状では、言葉を気にしてかしこまりすぎるよりも、メールやSNSのような感覚で添え書きすると気持ちを伝えやすいでしょう。

【文例】
  • ・また遊びましょう
  • ・元気にしてるかな 今度ランチへ行こうね
  • ・今年もたくさん飲もうね
  • ・今年こそダイエット成功させるぞ
  • ・いつもありがとう 今年もよろしくね
  • ・食べすぎにはくれぐれも気を付けて
  • ・10月に子どもが生まれました ぜひ会いに来てね
  • ・ご無沙汰しています 今年こそ会いたいですね
  • ・お互いにとってよい一年になりますように


親戚宛の年賀状

親戚宛の年賀状では、健康を気遣う一言や近況を伝える一言を添えると、親しみを感じてもらえるでしょう。

【文例】
  • ・厳しい寒さが続きますので 体調にはくれぐれもお気を付けください
  • ・お変わりありませんか こちらへお越しの際はぜひお知らせください
  • ・○○家の皆様が今年一年健やかに過ごせますように
  • ・今年は家族で伺いたいと思っています
  • ・おかげさまで家族一同 元気に新年を迎えられました


取引先への年賀状

取引先への年賀状では、新年のご挨拶や日頃の感謝、今年の抱負などを添え書きします。
多くの人の目に触れる可能性があることも意識して、具体的な仕事の話題や個人的な話題などは避けましょう。

【文例】
  • ・本年も社員一同 一層の努力をもってご厚情にお応えしてまいります
  • ・本年も変わらぬご愛顧のほど何卒お願い申し上げます
  • ・本年も変わらぬご交誼のほど心よりお願い申し上げます
  • ・貴社益々のご発展をお祈り申し上げます
  • ・御社のご繁栄と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます
  • ・今年も御社のお役に立てるよう一層努力する所存です


同僚や上司への年賀状

同僚や上司への年賀状では、関係性に応じた丁寧な言葉遣いを心がけつつ、新年の抱負や日ごろのお礼を伝えましょう。

【文例】
  • ・旧年中はありがとうございました
    ・本年もご指導のほどよろしくお願いいたします
  • ・旧年中はなにかとお世話になり 誠にありがとうございました
    ・今年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど よろしくお願い申し上げます
  • ・いつもお心遣いをありがとうございます
    ・ご期待に添えられるよう本年も精一杯努力してまいります
  • ・旧年中は公私にわたりお世話になりました
    ・本年はさらなる飛躍の年とするべく努力する所存です


年賀状の一言添え書きはどこに書く?

年賀状の一言添え書きは、賀詞や挨拶文、イラストなどのデザインと被らない読みやすい位置に書きましょう。
年賀状の文面をデザインする際は、一言メッセージを添えられる余白を残してデザインしておくようにします。

郵便局のプリントサービスでは、添え書きにぴったりなスペースのあるレイアウトが多数用意されています。
年賀状のデザインをお探しの方はご覧になってみてください。


年賀状への一言添え書きについて、盛り込みたい内容や守るべきマナーについて解説しました。
賀詞や挨拶文が印刷された年賀状でも、一言添え書きが手書きされているだけでずいぶん印象は変わるものです。

年賀状への一言添え書きでお悩みの方は、今回ご紹介した文例を参考にしてみてください。



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