年賀状にはどんな種類がある? 選び方や特徴をご紹介

年賀状にはどんな種類がある? 選び方や特徴をご紹介

年賀状に使用する年賀はがきは、さまざまな種類のものが販売されています。
手書きにおすすめのもの、写真印刷に適しているもの、絵柄入りのものなどがあるため、どのような相手にどのようなデザインの年賀状を送るかによって、最適なものを選ぶことができます。
今回は、年賀状の種類や特徴、選び方などをご紹介します。


記事の監修者
中 川  越 〈なかがわ・えつ〉

中川越

プロフィール
1954(昭和29)年 東京品川生まれ。手紙文化研究 、コラムニスト 、イラストレイターとして幅広く活躍。
古今東西、有名無名を問わず、各種手紙に取材し、手紙の在り方、表現の工夫、コミュニケーションの本来について、日々探求を続けている。
中川  越 ホームページ


目次


年賀状の種類と特徴

年賀状は紙の種類によって、「無地」「インクジェット紙」「インクジェット写真用」の3種類に分けられます。


無地(普通紙)

普通紙の無地は最もスタンダードな年賀状です。
料額印面(表面)には、お正月にちなんだイラストが描かれています。
手書き文字やイラストなどを描いて年賀状を作りたい方におすすめです。またレーザープリンターを使って印刷したい方にも、無地が向いています。

また表面の下にくぼみが入っている種類もあります。これは、視力が不自由な方が上下や表裏を識別できるように加工されたものです。
無地の年賀はがきと同じ価格で購入することができます。


インクジェット紙

印刷に適しているのは、インクジェット紙とインクジェット写真用です。
インクジェット紙は、特にインクジェットプリンターで年賀状を作成したい方に向いています。
染料インク用なので、他の種類のプリンターや顔料インクにはあまり向いていないでしょう。

また、インクジェット紙は、筆ペンやボールペン、スタンプなどとも相性がよい紙です。そのため、これらのツールを使って年賀状を作成しようとしている方におすすめです。


インクジェット写真用

インクジェット写真用は、最も写真の印刷に適している種類で、染料系インクジェットプランタ専用です。
写真を印刷したい場合は、インクジェット写真用を使えばきれいに印刷できるでしょう。
スマホや一眼レフカメラなど、高画質の写真を使った年賀状を印刷したい方向けです。


年賀状の販売開始日はいつ?

年賀はがきは、例年11月1日に郵便局から発売されます。
通常の年賀はがきのほか、デザインはがきなども販売されています。2022年には以下の種類が販売されました。

・無地
無地(63円)インクジェット紙(85円)インクジェット写真用(95円)

・ディズニー年賀
インクジェット紙(85円)
ディズニー年賀は、ディズニーのキャラクターが料額印面(表面)に印刷されています。
かわいらしいデザインで、無地の年賀状と同様の価格で購入できます。ディズニーキャラクターが好きな方や子供がいる家庭、親しい間柄の方に送る年賀状におすすめです。

・絵入り(寄付金付き)全国版(85円+5円)
1枚につき5円が寄付金となります。
寄付金は、社会福祉の増進や青少年の健全育成、地球環境の保全などの事業に役立てられます。

・絵入り(寄付金付き)地方版(85円+5円)
一部の地域限定で販売される年賀はがきです。
地域の風物などが描かれており、2022年は27種類が販売されました。全国版と同様に、1枚につき5円が寄付金となり、社会福祉の増進や青少年の健全育成、地球環境の保全などの事業に役立てられます。

・広告付き年賀はがき
広告付き年賀はがきは、一部の地域の限定で販売されています。
企業などの広告が掲載されており、販売価格が1枚につき5円安くなっているのが特徴です。


年賀状の販売場所

年賀状は郵便局のほか、郵便局のネットショップでも購入が可能です。ネットショップは10月下旬から12月23日ごろまで受け付けています。

ネットショップで購入する場合は送料が全国一律720円(税込)かかりますが、5,000円以上購入すると無料です。

また以下の場所でも購入できます。
・コンビニ
・スーパー
・家電量販店
・金券ショップ など

ただし、これらの場所は郵便局とは違い、必ず取り扱っているかは分かりません。
そのため、近くの店舗で取り扱っているか、早めに確認することをおすすめします。


間違えて購入してしまった場合は交換できる

年賀状の種類を間違えて購入してしまった場合、その年の年賀状販売期間であれば、その年の年賀はがきに無料で交換することが可能です。ただし、未使用のものに限ります。

交換できるはがきの種類

交換するくじ付きはがき

交換できるくじ付きはがき

無地 

無地(くぼみ入り)

絵入り(寄付金付き)

絵入り(寄付金なし)

インクジェット紙

広告付きはがき(エコーはがき)

インクジェット写真用

四面連刷

無地 

×

×

無地(くぼみ入り)

×

×

絵入り(寄付金付き)

×

絵入り(寄付金なし)

×

インクジェット紙

×

広告付きはがき(エコーはがき)

×

×

×

×

×

×

×

×

インクジェット写真用

×

四面連刷

×

×

×

×

×

×

×

×


まとめ

年賀状にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。印刷用に向いているものもあれば、写真用の適したものも販売されています。 自身が作ろうと思っている年賀状の種類に合わせて、適切なものを購入しましょう。

また、間違えた場合は、その年の年賀状の販売期間内であれば、郵便局にて無料で交換してもらえるため、積極的に利用することをおすすめします。



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