余った年賀状はどうしたらいい? 無駄にしないための方法をご紹介します
2024.10.15
「年賀状が余ってしまった」という経験をした方も多いのではないでしょうか。書き損じをしたと時の予備として多めに買うことがある年賀状は、つい余らせてしまいがちです。
実は、余った年賀状は、新しい切手やはがきと交換できるのです。
今回は、余った年賀状の活用方法についてご紹介します。
記事の監修者
中 川 越 〈なかがわ・えつ〉
プロフィール |
目次
余った年賀状は郵便局で交換できる
余ってしまった年賀状は、郵便局に持っていくと、切手やはがきと交換することができます。
交換できるものの種類は以下になります。
はがきの種類 |
交換できるもの |
|||||||
普通切手 |
特殊切手 |
くじ引き番号付き郵便はがき |
その他の郵便はがき |
郵便書簡 |
特定封筒(レターパック封筒およびスマートレター封筒) |
|||
くじ引き番号付き郵便はがき |
当年度発行のもの |
販売期間中 |
○ |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
販売期間後 |
○ |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
||
他年度発行のもの |
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○ |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
同じ年度の年賀はがきの販売期間内であれば、その年の年賀はがきに交換することができます。
ただし、次の年の年賀はがきと交換することはできません。もし、書き損じてしまった場合、販売期間内に交換すれば、無駄が少なくて済むのでおすすめです。
年賀はがきの販売期間は例年11月1日から1月7日ごろまでです。
手数料が必要
手数分の料金は切手やはがきでまかなうこともできます。
1回の交換請求枚数が100枚以上の場合、手数料が1枚につき13円になります。無料交換(服喪による年賀はがきの交換など)の枚数は合算されません。
無料で交換できる場合もある
以下の場合は、無料で年賀はがきを交換することができます。
近親者の不幸による服喪のため
近親者に不幸があり、服喪のために利用しなくなるケースもあります。
こうしたお年玉付き年賀はがき・寄付金付きお年玉付き年賀郵便切手は、無料で通常切手類と交換することができます。
提出する切手類 |
交換できる切手類 |
・お年玉付郵便はがき (四面連刷、インクジェット紙、くぼみ入り、寄付金付きを含む) ・寄付金付きお年玉付郵便切手 年賀状印刷、お手軽年賀などの印刷代を含む商品については、料額分(購入金額から印刷代金等を除いた金額)での交換 |
・通常切手(弔事用切手を含みます。) ・通常はがき、往復はがき(その他の郵便はがき) 「その他の郵便はがき」には喪中印刷、挨拶文入り喪中はがきなどの絵柄印刷代金等を含む商品は含まれない ・特定封筒(レターパック封筒およびスマートレター封筒) ・郵便書簡 |
交換期間は、年賀はがきなどの販売開始日から販売期間終了日までです。
交換は、簡易局を除くすべての郵便窓口で交換が可能です。
交換時に、窓口で服喪であることを伝え、備え付けられている請求書に、住所、氏名、亡くなられた方との続柄などを記入して交換してもらいます。
間違えて別の種類の年賀はがきを購入した場合
未使用かつその年の年賀はがきの販売期間内であれば、手数料無料で他の種類の年賀はがきと交換できます。
こちらは、未使用のみが対象で、書き損じはがきは対象ではないので注意が必要です。
交換できるはがきの種類
交換するくじ付きはがき |
交換できるくじ付きはがき |
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無地 |
無地(くぼみ入り) |
絵入り(寄付金付き) |
絵入り(寄付金なし) |
インクジェット紙 |
広告付きはがき(エコーはがき) |
インクジェット写真用 |
四面連刷 |
|
無地 |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
無地(くぼみ入り) |
○ |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
絵入り(寄付金付き) |
○ |
○ |
※ |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
絵入り(寄付金なし) |
○ |
○ |
○ |
※ |
○ |
○ |
○ |
× |
インクジェット紙 |
○ |
○ |
○ |
○ |
※ |
○ |
○ |
× |
広告付きはがき(エコーはがき) |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
インクジェット写真用 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
※ |
× |
四面連刷 |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
・〇が交換できる種類、×が交換できない種類です。
・※印は、絵柄の異なるものに限り、無料交換の対象です。ただし、地方版の年賀はがきは、その販売地域の郵便局でしか交換できません。
・インクジェット写真用のはがきは、パックを開封すると、無料交換の対象にならないので注意しましょう。
交換以外の方法もある
余った年賀状は、郵便局で交換してもらう以外の活用方法もあります。ここでは一例をご紹介します。
金券ショップで現金化する
未使用の年賀状は、金券ショップやチケットショップで買取りしてもらうことも可能です。
金券ショップは現金で買取りしてもらえるため、「切手やはがきよりも現金がよい」という方におすすめです。
寄付する
年賀はがきは、日本ユニセフ協会やそのほかのNPO法人などに寄付することができます。
団体によって方法は異なりますが、たとえば、集められたはがきを切手シートに交換します。その切手を資料の発送、受領書、お礼状の送料として使います。
使用した切手分の通信運搬費が節約できるため、その節約分がワクチン支援分などに使われるのです。
年賀はがきだけでなく、書き損じた通常のはがきや不要になった切手なども寄付できるケースがあるため、チェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
余った年賀状は、郵便局に持っていけば、切手やはがきなどと交換することができます。
その年の年賀状でなくても交換してもらえるため、余った年賀状があればぜひ持ち込んでみてはいかがでしょうか。