結婚式招待状の切手選びと貼り方・貼付位置のマナーとは?
2024.08.27
記事の監修者
安東 徳子
戸板女子短期大学 服飾芸術科 教授 |
|
経歴 |
結婚式は、新郎新婦が愛と感謝の気持ちをゲストに伝える特別な日。その第一歩として、招待状の送付は非常に重要です。
特に、切手の選び方や貼り付けのマナーは、気配りの一環として考慮すべきポイント。
この記事を通じて、切手に関するマナーや選び方、貼り付けの位置など、細かい部分まで気を配ることの大切さをお伝えしたいと思います。
是非、この記事を参考にして、ゲストに感謝と愛情を伝える完璧な招待状を作成してください。
TOPICS
時間がない方は
黄色のTOPICをチェック!
はじめに
結婚式は人生の特別なイベントです。
その記念すべき日を家族や親しい友人たちと共に祝うために、まず招待状の送付が必要となります。
しかし、結婚式招待状を送る際の「切手の位置」に関するマナーは、間違いやすいポイントです。
今回の記事では、結婚式招待状の切手の正しい位置について解説していきます。
結婚式招待状とは?
招待状の役割
結婚式招待状は、招待したい方々へ結婚式の日時や場所を伝えるためのものです。
また、招待された側にとっては、その日のスケジュールを確保するための大切な情報源となります。
招待状のデザインと内容
結婚式のテーマやカップルの好みに合わせて、多種多様なデザインやフォーマットの招待状があります。
内容としては、結婚式の日時、場所、ドレスコードなどの詳細が記載されます。
招待状の作成の流れ
結婚式の日程が決まったら、できるだけ早めに招待状の作成に取り掛かります。
一般的なスケジュールは以下の通りです。
■4ヵ月前:①結婚式招待状作成開始
招待状の作成は予想よりも時間を要することが多いです。
余裕をもったスケジュールで進めることをおすすめします。
特に、招待状のリスト作成には、ゲストの住所や氏名を確認し、それらの情報を集計する作業が含まれます。
このプロセスは時間がかかり、予期せぬトラブルが発生しやすいため、十分な注意が求められます。
■3か月前:制作
招待客の人数が決定したら、いよいよ招待状の制作に取り掛かりましょう。
手作り派の方は「印刷作業」がスムーズに進むよう、事前にプリンターの確認をしておきましょう。
印刷会社に制作を依頼する方は、宛名の記載と封入作業に進む段階となります。
封入の順番にもマナーがあります。
しっかりと調べてゲストを想いながらひとつひとつ丁寧に封入していきましょう。
「郵便局の結婚式招待状」 時間も自信もない方におすすめ!「郵便局の結婚式招待状」 招待状の投函日まで時間がない方や、正しいマナーに沿って用意できる自信がない方には、「郵便局の結婚式招待状」がおすすめ!
ご自身でやらなければいけない作業時間を大幅に短縮できます。
※宛名は手書き毛筆ではなく、プリンターでの印刷となります。
※封入作業をご依頼いただく場合は封入代行サービス3,300円(税込)の注文が必要となります。
※切手の注文は郵便局のプリントサービスで招待状を注文された方のみとなります。
※切手代は有料となります。
※切手の貼付は返信はがきのみとなります。封筒用の切手はお客様ご自身で貼付ください。
※2024年10月1日(火)から郵便料金が変わります。詳しくは「郵便局のホームページ」をご確認ください。
■2か月前:切手購入・発送
結婚式招待状に使用可能な切手は様々な種類がありますが、通常、慶事用の切手を使用します。
慶事用切手はコンビニでは手に入らない場合が多いので、郵便局の窓口での購入をおすすめします。
結婚式の2か月前までに、郵便局の窓口で購入するスケジュールを立てましょう。
ただし、窓口には営業時間があり、忙しくてなかなか行けないという方も多いかと思います。
そんな時は日本郵便株式会社Webサイトでの購入か、招待状と一緒に購入可能な郵便局のプリントサービスをおすすめします。
招待状が汚れることを防ぐため、ポストに投函するのではなく、直接郵便局に持ち込むことをおすすめします。
具体的な発送時期としては、挙式の2か月前にあたる大安の日を選ぶと縁起が良くおすすめです。
■1か月前:返信ハガキ受領
返信ハガキに記載する返信期限は、結婚式の1か月前が一般的です。
この頃にはゲストから出欠席の回答が集まり、招待客の人数が確定します。
なお、返信期限を過ぎても返信ハガキが届かない場合、催促が必要です。
以下の点に気を付けて丁寧に返信の催促をしましょう。
1.期限を4日程度過ぎてもすぐに催促せず待つ(郵便が遅れている場合があるため)
2.期限を一週間過ぎた頃、丁寧な言葉を使用し催促をする
3.催促する際は、クッション言葉を使用し、ゲストを不快にさせないよう配慮する
新郎新婦は「ゲストにお願いして結婚式に参加してもらう」という気持ちを忘れず、できる限り丁寧に催促しましょう。
切手の正確な貼り付け位置
結婚式招待状の切手を貼る位置は、封筒の形状(縦型・横型)によって異なります。
特に封筒が横型の場合の位置は間違いやすいので気をつけましょう。
結婚式招待状に使用できる切手の種類
定番の慶事用切手の他にも、日本には定額切手や記念切手など、さまざまな種類の切手が存在します。
結婚式招待状に使う切手は、新郎新婦の好みや招待状のデザイン、また送る相手によって選ばれることもあります。
私の体験談
結婚式を控えている友人から招待状を受け取った際、特別なデザインの記念切手が貼られていたことを覚えています。
それを見て、招待状に貼る切手の選び方や位置にも、カップルのこだわりや思いが込められているのだと感じました。
定番の慶事用切手はフォーマルな印象を与えられるため、どの世代、どの関係のゲストに対しても使用可能です。
しかし、親友や兄弟など特別な関係のゲストには、慶事用切手以外の切手を使用することもおすすめできます。
ゲストとの関係性を考慮し、切手にもこだわった結婚式招待状を作成してみてはいかがでしょうか?
Q&A
結婚式招待状に使用する切手の金額はどのくらいですか?
通常、110円の切手を使用します。
ただし、重さやサイズに応じて適切な額面の切手が必要となるので、料金の差異が生じないよう、事前に郵便局で金額を確認することをおすすめします。
招待状を海外に送る際の切手の貼り方は?
海外への郵送には、国によって異なる郵便料金が必要となります。
郵便局で必要な料金を確認し、適切な額面の切手を貼ることが大切です。
また、海外送付用のラベルや「AIR MAIL」の表示も忘れずに行いましょう。
返信用のハガキにも切手を貼るべきですか?
はい、返信用の封筒にも切手を貼るのがマナーとされています。
これにより、招待されたゲストが返信をする際の手間を省くことができます。
通常85円の切手を貼り付けますが、はがきのサイズや重さに応じて適切な額面の切手を選び、右上角に貼り付けるようにしましょう。
まとめ
結婚式招待状の切手マナーは、結婚準備の中でも細部を要する部分で、ゲストへの気配りとして大切です。
切手の位置や価格は、マナーやゲストの手間を考慮することで最適なものを選ぶ必要があります。
特に、返信用のハガキに切手を貼る際のマナーは、ゲストへの配慮を示すための重要なポイントとなります。
ゲストが返信を容易に行えるよう、適切な額面の切手を選んで貼り付けることを忘れないようにしましょう。
また、海外への送付の際の注意点も把握しておくことで、国際的なゲストへの配慮も忘れないようにしましょう。
結婚式は一生に一度の大切なイベントです。
細部にも気を配ることで、ゲストへの感謝の気持ちを伝えるとともに、素晴らしい結婚式を迎える一歩として、切手のマナーを大切にしましょう。