喪中はがきオリジナル文章の作り方
2024.07.05

記事の監修者
市 川 愛 〈いちかわ・あい〉
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プロフィール |
目次
喪中はがきの挨拶文はオリジナル文章でもいいの?
喪中はがきを送る相手と故人の関係性で文章がかわる
・送る相手と故人に交流があった場合の文章例
・送る相手と故人に交流がなかった場合の文章例
連名にしない喪中はがき
オリジナル文章の構成パターン
実際に使えるオリジナル文例
・故人が2名以上の場合の喪中文例
・故人の人柄や生前の様子を伝える文例
・故人の人生を振り返る文例
・故人のかわりにご挨拶を伝える文例
・家族葬を伝える文例
・葬儀や埋葬方法を伝える文例
・喪中でも年賀状は待っている文例
喪中はがきデザインの選び方
まとめ
喪中はがきの挨拶文はオリジナル文章でもいいの?
身内に不幸があった際に、新年の挨拶を控える年賀欠礼として送る「喪中はがき」ですが、その喪中はがきの文面に生前の故人の様子やお世話になったことへのお礼を入れたいという人もいらっしゃいます。
マナー違反とまでは言えませんが、中には「弔事でお礼を重ねることは不幸を重ねることになる」と考える人もいることから、年賀状のように手書きで一言添え書きすることは一般的ではありません。
そのかわりに挨拶文をオリジナル文章にして思いをお伝えするのがよいでしょう。
喪中はがきを送る相手と故人の関係性で文章がかわる
送る相手と故人が親しい間柄であれば、年賀欠礼と合わせて生前の様子やお礼など、気持ちを伝える文章を追加することで故人に対する想いや、お世話になった方々への感謝をより伝えることができますが、送る相手と故人に接点がない場合にはそれは必要のない場合もあります。
喪中はがきを送る相手と故人の関係性で使用する文章を使い分けるのもよいでしょう。
送る相手と故人に交流があった場合の文章例
故人と家族ぐるみの付き合いがあった場合や、親族に送る場合など、故人の人柄や亡くなったときの様子などを入れることで、より故人への想いや感謝の気持ちが伝わります。
(故人の人柄と生前のお礼)
母 郵便花子が9月1日に82歳で永眠いたしました
裁縫や家庭菜園が好きでいつも明るく愛らしい母でした
生前に賜りましたご厚情に心から御礼申し上げます
みなさまに良い年が訪れますようお祈りいたします
(故人の最期の様子と自分の心情、生前のお礼)
夫 郵便太郎がくも膜下出血のため5月15日に
57歳で永眠いたしました あまりに突然の別れで困惑しましたが
感謝の気持ちで見送ることができました
長きに渡り親しくしていただき心よりお礼申し上げます
みなさまによい年が訪れますようお祈りいたします
送る相手と故人に交流がなかった場合の文章例
個人との交流がない場合には年賀欠礼と相手への気遣いを入れることが基本ですが、自分の心情や故人に対する気持ちを伝えたい場合にはそれを追加することでより想いのこもった文章になります。
(年賀欠礼と相手への気遣い)
祖母 郵便花子が10月2日に93歳で永眠いたしました
新年のご祝辞を申し上げるべきでございますが
喪中につき勝手ながら欠礼させていただきます
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
(故人の人柄と心情)
兄 郵太郎が8月9日に42歳で永眠いたしました
バイクと音楽が好きで私に大きな影響を与えてくれた心から尊敬する兄でした
今は寂しさでいっぱいですが心新たに新年を迎えたいと思います
みなさまにはどうぞよいお年をお迎えください
連名にしない喪中はがき
一般的に夫婦連名で喪中はがきを出す場合、故人の続柄は筆頭者、つまり世帯主である夫から見た続柄を記載します。
妻の父親が亡くなった場合は「岳父」、妻の母親が亡くなった場合は「丈母」もしくは「妻〇〇の父」「妻〇〇の母」という書き方が一般的です。
ただ、オリジナル文章にした場合、差出人は連名にする方が良いのか、個人で出した方が良いのか迷いますよね。
故人との想い出や想いを記載するのであれば、個人名で喪中はがきを出しても問題はありません。
妻の友人や知人にのみ差出人は妻の名前のみで故人との思い出や心情などを入れたオリジナル文章の喪中はがきを作成するのも良いでしょう。
オリジナル文章の構成パターン
喪中はがきのオリジナル文章は次のパターンで構成されます。
亡くなられた方の続柄/氏名/死亡理由/没年月日/年齢/様子(生前・闘病中・人柄)/お礼(伝えたいこと)/相手へ気遣い
※必要のない部分は省略しても構いません
―例文―
母 郵便花子が老衰のため10月27日に97歳で永眠いたしました 子供達やひ孫に囲まれ安らかな最期でした 新年のご祝詞を申し上げるべきでございますが 喪中につき勝手ながら欠礼させていただきます みなさまに良い年が訪れますようお祈りいたします
実際に使えるオリジナル文例
故人の状況や葬式の形式、ご自身の想いなどで使用する挨拶文章は異なります。
では実際にどのような文章を使用すればよいのか例文とともにご紹介します。
故人が2名以上の場合の喪中文例
父 郵便太郎が6月28日に85歳で 母 郵子が9月20日に87歳で永眠いたしました
初夏に亡くなった父を見送って3ヶ月 秋の訪れとともに母も静かに息を引き取りました
大変寂しい気持ちでいっぱいですが 天国から私たちを見守ってくれていることと思います 平素のご芳情を厚くお礼申し上げますとともに
みなさまに良い年が訪れますようお祈りいたします
故人の人柄や生前の様子を伝える文例
夫 郵一郎が7月20日に70歳で永眠いたしました
闘病中もいつも優しく前向きな夫で生前親しくしてくださった方々に感謝の気持ちをいつも口にしておりました 夫へのご芳情を厚くお礼申し上げますとともに みなさまに良い年が訪れますようお祈りいたします
故人の人生を振り返る文例
長男 郵太郎が食道ガンのため10月15日に32歳で永眠いたしました
闘病中 皆様からの励ましのお言葉には力をいただきました本当にありがとうございました 彩りある人生をご一緒させていただきましたこと 故人になりかわり厚く御礼申し上げます 皆様が健やかなる新年をお迎えになられますことを心よりお祈り申し上げます
故人のかわりにご挨拶を伝える文例
父 郵便一郎が老衰のため9月3日に98歳で永眠いたしました
大正から令和の時代を生き抜き苦難多き人生だったと思いますが
家族が見守る中 穏やかな最期を迎えることができました
新年のご祝詞を申し上げるべきではございますが 喪中につき勝手ながら欠礼させていただきます 明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
家族葬を伝える文例
父 郵太郎が7月2日永眠いたしました
葬儀におきましては 故人の生前の意志により 誠に勝手ながら家族のみにて執り行いました 本来ならば早速に申し上げるべきでございましたがご通知が遅れましたことをお赦しください 生前中賜りましたご厚誼に心より御礼申し上げ失礼ながら 書中をもってお知らせ申し上げます
葬儀や埋葬方法を伝える文例
妻 郵子が65歳で永眠いたしました
いつも明るくよく笑う女性でした 妻の希望もあり樹木葬で今は花や緑に囲まれて眠っております 生前親交のありましたみなさまには心よりお礼申し上げます 明年がみなさまにとって良い年となるようお祈りいたします
喪中でも年賀状は待っている文例
祖母 郵便花子が89歳で永眠いたしました
大好きな祖母が亡くなり今はさみしい気持ちでいっぱいですが 心新たに新年を迎えたいと思います 喪中ではありますがみなさまからの年賀状を楽しみにお待ちしています どうぞよいお年をお迎えください
喪中はがきデザインの選び方
喪中はがきのデザインの選び方に決まりやルールはありません。
絵柄や文章共に故人の人柄や差出人の想いなどに合ったデザインを選ぶのが良いでしょう。
最近では故人の趣味をモチーフにしたものや海や桜など散骨や樹木葬などの埋葬方法をイメージしたデザインもあり、多様化しています。
まとめ
喪中はがきの文面を必要な情報のみとするか、故人やご自身の心情に寄り添った文面にするかは、受け取る方との間柄や、どのような気持ちを伝えたいかで選択するとよいでしょう。
郵便局のプリントサービスの喪中はがきは、挨拶文をオリジナル文章に変更することができ、自由に編集が可能です。
ここでご紹介したパターン別文例を参考に心のこもったオリジナル文章に変更してご注文してみてはいかがでしょうか。