年賀状に添える一言文例集 一言添えるポイントと関係別に文例を紹介

年賀状に添える一言文例集 一言添えるポイントと関係別に文例を紹介

「年賀状」を出す際に、新年が幸せに満ちた一年になることを願って、旧年中の感謝の気持ちや近況報告、新年の抱負、健康面への気遣いなど、一言メッセージを添え書きされる方は多いと思います。相手に応じて具体的な近況報告やプライベートな話を、手書きで一言添えるそのひと手間が、印象に残る「もらってうれしい年賀状」になります。

本コラムでは「相手の関係別に添える一言文例」や「一言添える時のポイントと注意点」をご紹介します。また、新型コロナウイルスに配慮した例文もご用意しましたのでぜひご活用ください。


記事の監修者
中 川  越 〈なかがわ・えつ〉

中川越

プロフィール
1954(昭和29)年 東京品川生まれ。手紙文化研究 、コラムニスト 、イラストレイターとして幅広く活躍。
古今東西、有名無名を問わず、各種手紙に取材し、手紙の在り方、表現の工夫、コミュニケーションの本来について、日々探求を続けている。
中川  越 ホームページ


目次

年賀状に添える手書きの一言文例集

年賀状に添えることのできる文例集について紹介します。

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一般的な一言

旧年中は大変お世話になりました

本年も変わらぬお付き合いを宜しくお願いいたします

本年も良い一年となりますように


昨年はお世話になりありがとうございました

皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます

会社の人への一言

目上の方に当たる上司には、いつもお世話になっているお礼や今後の意気込みなどを書くと良いでしょう。同僚には共通の話題、日頃の御礼など。顧客や取引先には、日頃お世話になっているお礼などを書くのが定番です。

上司や先輩に送る場合の文例

いつも親身なご指導ありがとうございます

今年は人間的にも成長できればと思います


日々のご指導ご鞭撻に心から感謝しております

今後も何卒お力添えのほどお願い申し上げます

同僚に送る場合の文例

いつもサポートしてくれてありがとう

今年も頑張りましょう


旧年中のご縁に感謝します

今年も切磋琢磨していきましょう

部下や後輩に送る場合の文例

○○プロジェクトの活躍素晴らしかったです

着実な成長も頼もしく感じます


細やかな気遣いにいつも感謝しています

今年もさらなる成長を期待します

顧客や取引先に送る場合の文例

昨年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます

御社の益々のご発展をお祈り申し上げます


旧年中は並々ならぬご厚情を賜り心より感謝申し上げます

本年も変わらぬお引き立てのほどお願い申し上げます


旧年中に賜りましたご厚情に深謝し

御社の益々のご繁栄を心からお祈り申し上げます

今後共とも変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます

親族への一言

会う機会の少ない親族には結婚、出産、子供の成長など、近況報告が喜ばれやすいです。年配の方には、日頃の感謝や健康を気遣う一言を書いても良いでしょう。

近況報告をする文例

○○も今年の春からいよいよ社会人です

お陰様で家族一同元気に過ごしています


早いもので長男は今年小学校入学を迎えます

お近くにお越しの際はぜひ遊びにいらっしゃってください

日頃の感謝を伝える文例

昨年も大変お世話になりました

皆様の健康とご多幸を心より願っております

相手を気遣う一言の文例

お変わりなくお元気でお過ごしでしょうか

寒い日が続きますがご自愛ください

義父母への一言

一般的には子ども(孫)や義母の手料理の話題、健康を気遣う言葉が良いでしょう。

日頃の感謝を伝える文例

いつもよくしていただき感謝の気持ちでいっぱいです

身体に気を付けてますます元気なお二人でいてください

相手を気遣う一言の文例

健康に留意しておだやかな毎日をお過ごし下さい

帰国後のお土産話楽しみにしていてくださいね

友人への一言

友人に送る場合は、普段と変わらない言葉遣いでも問題ありません。充実している毎日の様子や思い出などに触れるのもいいでしょう。疎遠になりつつある相手には、SNSの内容などに対する質問は避け、近況報告や挨拶などが無難です。

久しぶりの挨拶の文例

ご無沙汰していますがお元気ですか

また食事にでも行きましょう


○月の連休に帰省します

今年こそ会えるのを楽しみにしています

近況報告をする文例

新たな家族が仲間入りしました

またみんなで会いたいですね

相手を気遣う一言の文例

相変わらず忙しい日々と思いますが

体に気を付けてください

抱負を述べる文例

昨年はいろいろとありがとう

今年は飛躍の年にできればと思います

恩師など目上の方への一言

久しぶりの挨拶、健康を気遣う言葉などを書くと良いでしょう

健康を気遣う一言の文例

ご無沙汰しておりますがお変わりございませんか

向寒の折くれぐれもご自愛ください

引き続きご指導をお願いする一言の文例

本年も昨年同様ご指導のほどよろしくお願いいたします

新型コロナウイルスの流行を気遣った一言の文例

新型コロナウイルスの流行を鑑み、相手の状況に合わせた一言を添えると良いでしょう。

昨年もなかなか会いにくい状況でしたが

またお会いできる日を楽しみにしています

年賀状に一言添える時のポイント

「年賀状」は新年をお祝いし、相手の幸せや健康を祈念するものです。 手書きのメッセージを添えることで、一通の「年賀状」に丁寧さや独特の温かみを加えることができます。

日頃の感謝などを手書きで一言添えれば、その人に対して感じている気持ちがより伝わりやすくなり、大変喜ばれます。

手書きで一言添え書きする際に気を付けたいのは「年賀状に印刷されているメッセージと同じことを書かない」ことです。「あけましておめでとうございます」と大きく印刷されているのに、手書きの一言が「おめでとー!」となっていたら、あまりいい印象を与えないでしょう。重複する内容ではなく、できれば送る相手に関連したメッセージが望ましいです。

年賀状に書く一言メッセージの注意点

頭語・結語は手紙における「こんにちは」「さようなら」にあたる挨拶のようなものです。「拝啓」と「敬具」のような組み合わせがありますが、お正月に送る「年賀状」にはこうした頭語・結語を書く必要はありません。

また、「新春の候」といった時候の挨拶も不要です。

次に、「年賀状」の文面では忌み言葉は避けましょう。「忌み言葉」とは縁起が悪いとされる表現のことです。「去る」「失う」「衰える」「枯れる」「倒れる」といった語があります。

前年を表すときに忌み言葉である「去年」を使うことができませんので、「昨年」や「旧年」と記載します。


また、印刷するメッセージも含め、句読点は入れないのが通例です。

日本語が縦書き文化だった時代の名残が理由とされていますが、句読点がないと読みにくくなってしまう箇所は、少しスペースを空けて書くようにしましょう。

メッセージについては新年の挨拶ということもあり、できるだけネガティブな内容は避けるようにしましょう。「年賀状」は本人だけでなく、相手の家族も目にする可能性があります。「離婚」「病気」といった事柄について「年賀状」でつたえる必要がある場合は、相手が心配したり、不安になったりする表現を避け、名前の近くにさりげなく添え書きする程度にとどめておいたほうが良いでしょう。

手書きの一言で年賀状に真心をプラス

印刷されただけの「年賀状」はどうしても形式的な印象を与えてしまいます。手書きの文章を一言そえて、相手への気遣いや真心を伝えてみませんか?

宛て名書きや作成を代行してくれる「郵便局のプリントサービス」を利用すれば、一言メッセージを書く時間も作りやすくなります。商品ページから好きなデザインを選び、必要な情報を入力するだけで「年賀状」がつくれます。写真の「なし・あり」も選択できます。

新年に届く「年賀状」は特別なものです。お世話になった目上の方や友達に向け、あなただけの心のこもった「年賀状」をおくりましょう。


さらに詳しい情報や注文の詳細については、年賀状TOPページをご確認ください。簡単にご注文いただけます。


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