コラム
喪中はがきに使われる花モチーフの意味・花言葉は?
2026.10.14
花には、人を元気づけたり慰めたりする力があります。その力は、花の姿だけでなく、つけられている花言葉によってさらに深い魅力となり、私たちの心に響いてきます。
喪中はがきにも意味をもつ花の絵柄が多くつけられており、個人への思いを花に込めて喪中はがきを送ることもできます。
ここでは喪中はがきにふさわしい花の特徴や花言葉について紹介します。
この記事のポイント
- 喪中はがきには花のモチーフが多く使われており、花言葉を通じて故人への思いや気持ちを表現することができます。
- 菊や胡蝶蘭、蓮華、ユリなど、それぞれの花には気品や純粋さ、神聖さなどを意味する花言葉があります。
- 花の種類や意味を理解することで、故人の人柄や伝えたい気持ちに合ったデザインを選ぶことが大切です。
- この記事では、喪中はがきに適した花の特徴や花言葉について、具体例を交えて分かりやすく解説しています。
喪中はがきのデザインに使われる花モチーフ・花言葉を紹介
近年喪中はがきには、文章だけでなく、優しいイメージの花モチーフが描かれることが多くなりました。そのなかでも、喪中はがきにふさわしい花言葉がつけられている花を4つ紹介します。
気品と堅実さを表す「菊」
花言葉「高貴」「高尚」「愛情」「誠実」「信頼」「高潔」「清浄」
菊は、古くから日本人に親しまれてきた花で、皇室の紋章にも用いられています。また、桜とともに日本を代表する花として知られ、長寿や高潔さを象徴する縁起のよい花でもあります。
また、仏前への供花として広く用いられていることから、故人を偲ぶ花としても深く定着しています。気品ある佇まいと落ち着いた印象を持つ菊は、故人への敬意や感謝、哀悼の気持ちを表す花として、喪中はがきにもよく選ばれています。
慎ましさと奥ゆかしさを感じさせる「胡蝶蘭」
花言葉「清純」「純粋な愛」
蝶が舞うような優雅な花姿と、長く咲き続ける白く美しい花は、故人への変わらぬ思いや感謝の気持ちを表す花として親しまれています。
香りも控えめで、清らかさと落ち着いた印象を与えることから、格式の高い贈り花として広く用いられています。喪中はがきでも、故人への哀悼の意や、ご遺族を思いやる気持ちを表すデザインとして人気があります。
仏教とかかわり深い「蓮華」
花言葉「神聖」「清らかな心」「離れゆく愛」「雄弁」
泥の中から美しい花を咲かせることから、仏教では清らかさや再生、悟りの象徴とされています。また、仏像の台座である「蓮華座」に見られるように、浄土をイメージする花としても広く知られています。
故人の安らかな眠りや冥福を願う気持ちを表す花として、宗派を問わず多くの喪中はがきに採用されています。
ヤマユリ
花言葉「荘厳」「威厳」「純潔」「無垢」
ヤマユリは山地に自生している日本のユリで、昔から日本人に愛されてきた花です。ユリは『万葉集』にも詠まれており、日本人にとって身近で親しみ深い花の一つといえるでしょう。
また、日本には15種類ほどの野生のユリが自生しており、その種類の豊富さは世界でも有数です。現在、世界中で栽培されている多くの園芸品種も、日本原産のユリが交配に用いられています。 ヤマユリは大輪で気品のある花を咲かせることから故人への敬意や感謝の気持ちを表す花として多くの喪中はがきに使用されています。
まとめ
自分の気持ちを花言葉に込めて送ろう喪中はがきで使われる花を、花言葉とともに紹介しました。
花のモチーフを使いたいときには、届けたい自分の気持ちを代弁してくれるような花や故人を思って花を選んでみてはいかがでしょうか。
その他、近年の喪中はがきでは花以外の絵柄も使われるようになり、
生前に故人が好きだったものなど、故人らしさを表現した絵柄も増えています。
記事の監修者

吉川 美津子〈きっかわ・みつこ〉
葬儀・お墓・終活分野の専門家。30年以上にわたり葬儀・供養業界に携わり、葬儀・供養・終活に関する相談、執筆、講演など幅広く活動。介護・福祉の資格と現場経験を生かし、在宅や介護施設での看取りから葬儀・供養まで、一人ひとりに寄り添った支援を行っている。
書籍・雑誌の記事監修やメディア出演も多数。
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